NHK執行部が大規模刷新へ 専務理事に原聖樹氏が昇格
NHKは4月7日、大規模な役員人事を発表した。25日付で理事の原聖樹氏を専務理事に昇格させ、新たに9人の理事を任命する。この人事案は同日の経営委員会で同意された。小池英夫専務理事を含む7人の役員が24日付で退任し、そのうち根本拓也理事と寺田健二理事・技師長は任期途中での辞任となる。
井上会長の下で新体制を構築
今年1月に就任した井上樹彦会長の下、執行部を大幅に刷新する。現在は専務理事1人と理事7人で構成されているが、新体制では理事が2人増加する。大阪放送局長を兼務する理事には、広島放送局長から昇格する藤森康江氏が就任する。
井上会長はコメントを発表し、「協会が直面している『事業構造』と『収支構造』という二つの喫緊の経営課題に確実に結果を出していくために、経営課題に正面から向き合い、判断し、実行できる『チーム』を新たに作る必要があると考えた」と述べた。さらに、「『チームNHK』として組織の縦割りを超えて判断し、実行できる体制とした」と説明した。
経営委員会も新体制を支持
経営委員会の古賀信行委員長は報道陣に対し、「任期のほうが大事という運営になっていくのは組織としておかしいとかねがね申し上げてきた。4月を機に体制をきちっとすることは非常に理にかなっている」と語った。理事らの新任は全会一致で決定されたという。
新任理事の詳細
25日付で就任する新任理事は以下の通りである。
- 理事(NHKグローバルメディアサービス社長)神田真介
- 理事(メディア総局副総局長)伯野卓彦
- 理事(広報局長)小形修一
- 理事・技師長(技術局長)伊藤寿浩
- 理事(メディア総局メディアイノベーションセンター長)工藤緑
- 理事(経営企画局長)松村勝康
- 理事(人事局長)東孝子
- 理事(秘書室長)小川航
24日付で退任する理事は中嶋太一、安保華子、平匠子、黒崎めぐみの各氏である。この大規模な人事刷新は、NHKが直面する経営課題に対応するための重要な一歩と位置付けられている。



