未利用魚エソを使用したクラフトビール「エチゴエソエール」開発、柏崎信金などが協力
未利用魚エソのクラフトビール開発、柏崎信金など

柏崎信用金庫と県内外の2企業が協力し、未利用魚「エソ」を使用したクラフトビール「エチゴエソエール」を開発した。このビールは、だしを飲んでいるかのような深いうま味が特徴で、14日から16日まで開催される柏崎市の夏の風物詩「えんま市」で1本880円(税込み)で販売される。

未利用魚エソの活用

県水産海洋研究所によると、エソはかまぼこなどの練り物の原料となるが、小骨が多く家庭料理には不向きで、漁獲されても捨てられる「未利用魚」となる場合が多い。海水温の上昇に伴い生息域が変化したと見られ、近年は県内でも多く水揚げされるようになった。

このエソをビール製造に提供したのは、柏崎市で障害者の就労支援を行う「With You」の小林俊介社長だ。同社は関連企業とともにエソの加工に取り組み、焼いて乾燥させた「焼き干し」などを製造している。

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ネットワークを活用した連携

柏崎信用金庫は、全国の信用金庫で構成する「よい仕事おこしネットワーク」のつながりを活用し、「With You」と東京都大田区のビール醸造会社「大鵬」を結びつけた。柏崎信金と大鵬は2023年にも柏崎市産わさびを使用したビールを製造した実績があり、今回の新製品開発につながった。

うま味を重視した製造工程

大鵬はビールの製造工程で、エソの出汁パックと粉末を使用。魚特有の生臭さがなく、副原料として使いやすかったという。ビール本来の苦みや香りよりもエソ特有のうま味を重視しており、飲んだ後に「うま味の余韻」が感じられる仕上がりとなった。

お披露目式でのコメント

エソエールの完成に合わせて10日、柏崎信金でお披露目式が行われた。小林社長は「ビールになるとは夢にも思わなかった。これでえんま市を盛り上げたい」と述べた。また、大鵬の大屋幸子社長は「ビールを通じて未利用魚や柏崎の企業のことを多くの方々に伝えたい」と語った。

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