全国の鉄道ファンで構成される「鉄道友の会」(東京)は、性能やデザインが最も優れた鉄道車両に贈る今年の「ブルーリボン賞」に、京福電気鉄道(嵐電、京都市中京区)の新型車両「KYOTRAM(きょうとらむ)」を選出した。関西以西に本社を置く中小事業者の受賞は、同賞の69年の歴史の中で初めての快挙となる。
受賞の背景
同会が5月21日に発表したところによると、KYOTRAMは昨年2月に嵐山本線と北野線で運行を開始した。古都の景観に調和する丸みを帯びたデザインが特徴で、嵐電を象徴する「京紫」を車体色に採用。さらに、通路幅を広く取るなど車内空間の快適性も追求している。
選考理由
会員の投票結果を基に選考委員会が審議した結果、「吟味されたデザインコンセプトをはじめ、各所が作り込まれた完成度の高い秀逸な車両」と高く評価された。
歴史的な意義
1両編成の路面電車がブルーリボン賞に選ばれたのは初めてで、JRや大手私鉄以外の事業者としては5社目の受賞となる。京福電鉄は「今後も嵐電沿線の魅力発信に取り組み、地域活性化に貢献する」とコメントしている。



