東京都立川市は、これまで市内の公園で利用を控えるよう呼びかけていた花火について、手持ち花火に限って認める方向で検討を始めたことが明らかになった。市の担当者によると、今年度の夏休み期間中、一部の公園で試験的に手持ち花火の利用を可能にするという。
試験実施の概要
市は本年度から3年間、毎年7月から8月を試行期間と定め、複数の公園で手持ち花火の利用を認める方針だ。試行の状況を踏まえ、本格実施に向けた具体的なルール作りを進める。なお、打ち上げ花火やロケット花火は近隣住宅への影響を考慮し、対象外となる。試行する公園や実施条件は決定次第、市のホームページなどで公開される予定。
背景と狙い
これまで市内では、自宅に庭がない場合、花火を楽しむ機会が限られていた。市の規則で花火が明確に禁止されているわけではないが、現状を踏まえ、利用を前向きに検討することとした。また、他の自治体で公園での花火利用が広がりつつある点も考慮された。
酒井大史市長は4月の記者会見で、火の後始末を利用の前提としつつ、「夏の思い出の一つとして花火ができる環境を整えたい」と述べ、市民の夏の楽しみを支援する姿勢を示した。
今後の展開
試験期間中は、安全面やマナー、周辺住民への影響などを検証し、本格実施の可否を判断する。市は市民の意見も聞きながら、ルールを策定していく方針だ。手持ち花火に限定することで、火災や騒音などのリスクを抑えつつ、家族連れなどが気軽に花火を楽しめる環境を目指す。



