初夏を彩るかんきつ「南津海」の出荷が愛知・美浜町で始まる
愛知県美浜町において、初夏に楽しめるかんきつ「南津海(なつみ)」の出荷が4月2日に開始されました。この品種は、濃厚な甘みとバランスの取れた酸味が特徴で、皮がむきやすいことから、多くの消費者に親しまれています。出荷作業は、JAあいち知多美浜みかん共選場で行われ、生産者たちが丹精込めて育てた果実が選別され、市場へと送り出されています。
端境期を埋める貴重な品種として14年前から栽培
南津海は、かんきつの端境期に出荷できる品種として、知多半島で14年前から栽培が始まりました。今シーズンは、7人の生産者が80アールの畑で栽培に取り組み、今月中旬までに約18トンの出荷を見込んでいます。初日には、4人の生産者が2.6トンの南津海を共選場に持ち込み、大きさや皮の状態を丁寧に確認した後、段ボールに詰めて名古屋や東京などの市場へ発送されました。
生産者の思いと今後の展望
あいち知多かんきつ出荷組合の山本正芳副組合長(46歳)は、「南津海は食べやすく、樹上で完熟させているため、非常に美味しいかんきつです。多くの方に味わっていただきたい」と語りました。この品種は、初夏の食卓を豊かにするだけでなく、地域農業の活性化にも貢献しており、今後も安定した供給が期待されています。美浜町を中心とした中部地域では、南津海の出荷開始が、新たな季節の訪れを告げる風物詩として定着しつつあります。



