蕨市の「わらびりんご」がジャムに 群馬県産の実で初の商品化
埼玉県蕨市で開発された、日本一早く実がなることで知られる「わらびりんご」のジャムが新たに誕生しました。計400個の限定生産で、市の担当者は「全国に誇る蕨の味を知ってもらいたい」と期待を寄せています。
群馬県片品村で収穫された約60キロのリンゴを使用
素材となる約60キロのリンゴは、昨年7月に約110キロメートル離れた群馬県片品村で収穫されました。蕨市と片品村は1996年、スポーツ少年団の関わりをきっかけに「ふれあい交流協定」を結び、互いの祭りなどに参加するなど、長年にわたる交流を続けてきました。
こうした交流の一環として、市が十数年前にわらびりんごの苗木を贈り、村では地元農家が大切に育ててきたのです。これまで果汁を用いたシャーベットやようかんなど4種類の商品が作られてきましたが、市外で収穫された実を使った商品は今回が初めてとなります。
2種類のジャムが登場 豊かな風味とさわやかな酸味
今回発売されたジャムは、わらびりんごの豊かな風味を生かした標準的な糖度の通常版(160グラム、税込み650円)と、糖度を抑えてさわやかな酸味を引き立たせたプレミアム版(150グラム、同700円)の2種類です。
市の担当者は「パンやヨーグルト、紅茶に入れるのがおすすめです。わらびりんごの独特の味わいを、さまざまな方法で楽しんでいただければ」と話しています。
市内8店舗で販売中 地域交流の結晶として
ジャムは市内の8店舗で10日から販売が開始されています。問い合わせは、市商工観光課(電話048-433-7750)まで。
この商品は、単なる特産品としてだけでなく、蕨市と片品村の長年にわたる地域交流の結晶とも言えるものです。限られた数量ではありますが、両地域の絆を感じられる味として、多くの人に親しまれることが期待されています。



