コメ価格が4週連続で4千円を割り込み、下落傾向が継続
農林水産省は3月27日、全国約6千の小売店において、3月16日から22日までの期間に販売されたコメ5キロの平均価格が3970円であったと発表しました。これは前週と比較して21円の下落を示しており、平均価格が4千円を下回る状況は4週連続で続いています。この結果から、コメ価格の下落基調が依然として継続していることが明らかになりました。
地域別の価格動向と最安値は九州・沖縄
全国を9地域に分けた調査では、そのうち6地域で値下がりが確認されました。特に価格が低かった地域としては、九州・沖縄地域が3682円と最も安く、これに続いて東北、信越、東海、中国・四国の各地域でも価格が3千円台に留まりました。このように地域によって価格差が生じている状況が浮き彫りになっています。
スーパー調査でも同様の下落傾向が確認される
同時に公表された全国のスーパー約千店を対象とした別の調査結果によると、コメ5キロの平均価格は3978円で、前週比2円安となりました。さらに詳細な分析では、銘柄米の価格が4週連続で下落し、ブレンド米に至っては6週連続の下落を記録しています。これらのデータから、小売店全体で価格低下の流れが広く浸透していることが伺えます。
増産による在庫増加が価格下落の背景に
今回の価格下落の背景には、2025年産米の大幅な増産が大きく影響していると見られています。増産された米が流通段階で積み上がり、在庫を早期に減少させるために値下げを行う動きが小売店の間で広がったことが要因と考えられます。このような供給過多の状況が、持続的な価格低下を引き起こしているようです。
農水省の調査方針の変更について
農林水産省は今後の調査方針について、小売店を対象とした価格調査の公表を取りやめることを明らかにしました。一方で、スーパーを対象とした調査は継続して実施する方針です。この変更により、今後のコメ価格動向の把握方法が一部変わる可能性がありますが、消費者にとっては引き続き価格情報が提供される見込みです。



