尾鷲の甘夏祭、有機栽培で新たな魅力を発信
三重県尾鷲市は、旬を迎えた特産品の甘夏を広くPRするため、3月1日に食の体験イベント「尾鷲オーガニックビレッジ甘夏祭」を開催します。会場は県立熊野古道センターで、午前11時から午後3時まで行われ、雨天でも決行されます。
地元農家と飲食店が連携、新たな食べ方を提案
イベントでは、市内の5農家が有機栽培で育てた甘夏や、それを使用した加工品を販売します。さらに、地元の飲食店が甘夏を活用した新メニューを開発し、従来とは異なる食べ方として提案します。これにより、甘夏の多様な可能性を来場者に体験してもらうことが目的です。
全国の有機農家も出店、多彩な農産物が集結
尾鷲市以外からも、全国で有機農業に取り組む農家が出店し、リンゴやキウイ、ドライフルーツなどの農産物を販売します。この取り組みは、有機農業の普及と地域間の交流を促進する役割も果たします。
甘夏栽培の歴史と課題、有機農業で付加価値向上へ
尾鷲市では、日当たりの良い山の斜面を利用して、1960年代から甘夏の栽培が始まりました。しかし、近年は輸入オレンジとの価格競争や後継者不足などの課題に直面し、出荷量が減少傾向にあります。こうした状況を打破するため、市は2022年度から有機農業による栽培を推進し、甘夏の付加価値を高めて後継者確保につなげようとしています。
今回のイベントは、その一環として、甘夏の魅力を再発見し、地域の農業活性化を図る重要な機会となります。来場者は、新鮮な甘夏の味わいを楽しみながら、持続可能な農業の未来について考えるきっかけを得られるでしょう。



