中野サンプラザ解体方針維持、再整備完了は2034年度へ 区が新たなスケジュール案を発表
中野サンプラザ解体方針維持、再整備完了は2034年度へ (10.03.2026)

中野サンプラザ再開発計画、大幅なスケジュール変更へ

東京都中野区は3月10日、老朽化のため2023年に閉館した複合施設「中野サンプラザ」について、解体して新設する複合施設の完成目標を2034年度とする案を明らかにした。これまで2029年度末に完成予定としていたスケジュールから約5年後ろ倒しとなる。区は既存施設を再利用しない方針を維持し、再開発計画の見直しを進めている。

事業費高騰で計画が白紙に

当初の再開発計画では、地上61階・高さ約250メートルの超高層複合施設を建設し、高層棟に住宅やオフィス、低層棟にホールやホテルを配置する構想だった。しかし、工事費の大幅な増加が見込まれたことから、事業者側が住宅割合を増やして高層ビルを2棟にする「ツインタワー」案を区に提示。区はこの案を拒否し、事業推進協定を2024年6月に解除した。

再利用案の調査は実施せず

一部の区民から要望があったサンプラザの既存施設再利用案については、大規模改修に向けた調査自体が高額で長期間になる可能性が高いとして、今後は調査しない方針を示した。区は解体による新設を堅持する姿勢を明確にしている。

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新ホールのコンセプトと事業手法の見直し

新施設に設けられるホールは、サンプラザが担ってきたポピュラー音楽のコンサートを主な用途に想定。収容人数は3,000人から5,000人規模とし、「ステージと観客の距離が近い」ことを目指すという。

事業手法についても見直しが検討されている。当初予定していた「市街地再開発事業」に代わり、区が土地を民間業者に貸して運営などを委ねる「定期借地権方式」を含めて判断する方針だ。

今後のスケジュール

区は2027年2月に再開発の基本方針をまとめ、2030年度にサンプラザの解体工事を開始する予定。再整備期間が延長されることで、地域の再開発プロセスは新たな段階に入ることになる。

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