ぬいぐるみを抱えるニホンザル「パンチ」、市民の熱い支援で動物園が活気づく
千葉県市川市動植物園で、母親代わりのぬいぐるみを抱える姿が話題のニホンザル「パンチ」への応援が、全国から寄せられている。市は3月16日、支援方法をまとめた「#がんばれパンチ サポーターズガイド」を公表し、既に寄付が続々と集まっているという。特に、ふるさと納税では、公表から一晩で約60件、60万円分の寄付があったと報告された。
SNSで拡散された愛らしい姿が来場者を急増させる
市によると、園が2月5日にパンチの姿をSNSで紹介したところ、その愛らしい様子が瞬く間に拡散。来場者が殺到し、同月の来場者数は前年同月の2倍以上の4万7000人に達した。昨年4月からの年度累計も、目標だった30万人に初めて到達するなど、パンチの人気が動物園全体の活性化につながっている。
園の担当者は、「サル山で群れになじもうと頑張るパンチや同園を支援したいという声が、電話やメール、SNSを通じて数え切れないほど寄せられている」と語る。市民やファンからの熱い思いが、具体的な行動へと結びついている様子がうかがえる。
多様な支援策で寄付の輪が広がる
市が設けた支援策は、以下の4つに分けられている。
- 口座振り込み: 直接的な寄付方法として設定。
- 窓口での寄付や現金書留の送付: 対面や郵送での支援を可能に。
- ふるさと納税による寄付: 返礼品として園のペアチケットなどを用意し、インセンティブを提供。
- LINEスタンプの購入や園内募金箱への寄付: 気軽に参加できる方法を整備。
ふるさと納税では、園の公式X(旧ツイッター)で紹介された後、わずか一晩で約60万円の寄付が集まった。これは、パンチへの関心の高さと、支援策の効果的な広報が功を奏した結果といえる。
また、LINEスタンプは、飼育員が撮影したパンチの愛らしい写真16枚をセットにしたもので、価格は120円。手軽に購入できるため、幅広い層からの支援を呼び込んでいる。
寄付金は動物園の環境改善に活用
集まった寄付金は、サル山の猛暑対策、動物の飼育環境改善、施設管理などに充てられる予定だ。詳細な情報は、市や動物園のホームページで確認できる。
この取り組みは、一匹の動物への愛情が、地域の観光振興や動物福祉の向上につながる好例として注目されている。パンチの頑張る姿が、多くの人々の心を動かし、持続可能な支援の輪を生み出している。



