久喜・栗橋の利根川堤防にソメイヨシノ220本を植樹、地域再生への願い込め
埼玉県久喜市栗橋地区の利根川堤防で3月1日、ソメイヨシノの苗木が植樹され、地域住民らが「再び活気ある地域にしたい」との願いを込めて丁寧に植え付けを行いました。この植樹祭には約100人が参加し、スコップで土をかぶせる作業に取り組みました。
盛り土工事で失われた地域社会、サクラで再生を目指す
現地は、民家約220戸が立ち退き、堤防強化のための盛り土工事が行われた場所です。2004年から続く工事により、地域社会が失われた状況を受け、住民らはサクラの植樹を地域活性化の第一歩と位置づけています。
「利根川堤ふれあい桜協議会」の梅沢佳一会長(71)は、「工事が長く続き、地域のつながりが薄れてしまった。サクラを植えることで、この地を再びにぎやかにしたい」と語りました。協議会ではサクラの「オーナー」を募集し、約150人が引き受けるなど、地域全体でプロジェクトを支えています。
計220本の並木が完成、防災公園整備も計画
この日の植樹祭では100本の苗木が植えられ、2月には既に120本が植樹済みで、合計220本のサクラ並木が完成しました。久喜市は堤防上に防災公園を整備する計画を進めており、公園の周囲にもサクラを植える考えです。
植樹祭に参加した梅田修一市長は、「新しい名所を作り、ここでさくらまつりを開催しましょう」とあいさつし、地域の観光振興やコミュニティ再生への期待を表明しました。住民らは、サクラの成長とともに地域が活気を取り戻すことを願っています。
