広島で春のカキまつりが開幕 179店舗が多彩なメニューを提供
カキは冬の食材というイメージが強いが、実は春も旬を迎える。広島県では6日から、春の県産カキのおいしさを発信するキャンペーン「ひろしま春の牡蠣まつり」が始まった。県内の飲食店でカキを使ったメニューを提供し、消費促進につなげる取り組みで、4月19日まで開催される。
春こそカキの栄養価とうまみが最高潮に
このキャンペーンは県観光連盟のプロジェクト「牡蠣食う研」が主催し、今回で6回目を迎える。カキは冬の食材という認識が一般的だが、栄養価やうまみ成分が最も高まるのは2月から4月にかけての時期だという。春のカキの魅力を多くの人に知ってもらうことが目的である。
参加店舗は広島市、東広島市、廿日市市などを中心に179店にのぼる。提供されるメニューは、白い衣が特徴的なカキフライや、カキのコウネ巻きなど多岐にわたる。各店舗が工夫を凝らした春のカキ料理を楽しむことができる。
風評被害の払拭も重要な課題に
今季は瀬戸内海で養殖カキの大量死が問題となり、「広島ではカキが食べられない」といった風評被害も生じている。この状況を踏まえ、キャンペーンでは地元産カキの安全性とおいしさをアピールすることが求められている。
牡蠣食う研の山根尚子さん(49)は、「これからの季節はもっとカキがおいしくなる。食べてもらうことが応援につながる」と述べ、消費者の参加を呼びかけている。春のカキを味わうことで、地域の産業を支える意義も強調している。
キャンペーン期間中は、県内各地で春のカキを楽しむ機会が広がる。飲食店でのメニュー提供に加え、関連イベントも予定されており、観光客や地元住民の関心を集めている。広島の春の味覚を存分に楽しめる貴重な機会となりそうだ。



