津市と中部国際空港を結ぶ海上航路 新造船の建造スケジュールが明らかに
津市と中部国際空港(愛知県常滑市)を結ぶ海上航路の新造船について話し合う「津市船舶建造検討委員会」の初会議が20日、津市内で開催されました。会議では、2028年から2029年頃の建造を目指す具体的なスケジュールが示され、新造船の導入に向けた本格的な検討がスタートしました。
故障した旅客船の後継として新造船を計画
同航路にはこれまで2隻の船舶が就航していましたが、旅客船「フェニックス」が故障したため、現在は代替船による運航が続いています。この状況を受け、津市では後継となる新造船の導入を急ピッチで進めています。
会議の冒頭で、山下佳寿副市長は「フェニックスに代わる船が必要です。効率的な運航が可能で、より多くの方々に利用していただける船を建造したいと考えています」と挨拶し、新造船への期待を表明しました。
利用者調査を経て性能を決定
会議では、新造船の性能を決定するために必要な利用者数調査についても活発な議論が交わされました。具体的なニーズを把握し、最適な船舶設計につなげる方針です。
示されたスケジュールによると、今年11月頃までに新造船に求められる性能を決定し、来年には基本設計を行う予定です。その後、造船所の空き状況を考慮しながら、2028年から2029年頃に建造に入る見込みです。
地域交通の利便性向上に期待
この海上航路は、津市の「津なぎさまち」と中部国際空港を直接結ぶ重要な交通手段として機能してきました。新造船の導入により、より快適で効率的な移動が可能になると期待されています。
委員会では今後、詳細な調査や設計を進めながら、地域の交通ネットワーク強化に向けた具体的な計画を策定していく方針です。新造船が完成すれば、観光客やビジネス利用者の利便性が大幅に向上することが見込まれています。



