新宿・四谷の隠れ家広東料理『嘉賓』で味わう絶品「カキソース和えソバ」の魅力
四谷の広東料理『嘉賓』で絶品カキソース和えソバを堪能

四谷の路地裏に息づく本格広東料理の老舗

新宿区四谷の三栄通り沿い、ビルの2階にひっそりと佇む中華料理店『嘉賓』。昭和51年(1976年)の創業以来、地元で愛され続けるこの店は、広州出身の中野翔店長が「純広東家庭料理」を掲げて営業を続けている。店内には4人掛けや6人掛けの食卓が10台ほど配置され、奥には個室も用意されている。落ち着いた雰囲気の中、本場の味が楽しめる隠れ家的な存在だ。

名物「カキソース和えソバ」の秘密

メニューの目玉は「カキソース和えソバ」(単品1000円)。一見すると具のない焼きそばのように見えるが、強いカキ油の風味が細麺にしっかりと染み込んでいる。しなやかで粘り気のある食感は、インスタント麺を思わせるものの、その味わいは格段に深みがある。

よく観察すると、麺の所々に緑色の小さな粒が散らばっている。これはネギとショウガをみじん切りにしたもので、さわやかな風味を添えている。中野店長によれば、広州ではこのようなソースで和えた麺を「楼麺(ロウミン)」と呼ぶという。「楼」には「かきまぜる」という意味があり、まさにその名の通り、ソースと麺が見事に調和した一品となっている。

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創業の歴史と周辺の街並み

『嘉賓』の歴史は、中野店長の母親が近くの坂町で小さな店を開いたことに始まる。現在の場所に移転してからも、変わらぬ味を提供し続けている。かつては開高健や中尾彬といった食通も訪れたという逸話も残る。

店がある四谷エリアは、歴史的な景観が色濃く残る地域だ。須賀神社の急な石段はアニメ『君の名は。』のモデル地として知られ、多くのファンが訪れる。神社の境内からは、黒瓦屋根の妙行寺を眺めることができる。また、近くには戦後から長らく文化放送が入居していた建物の跡地もあり、往時を偲ばせる解説板が設置されている。

手作り餃子と本格的な炒め物

『嘉賓』では、カキソース和えソバ以外にも様々な料理が楽しめる。中野店長が自ら手作りする「水餃子」(4個550円、8個1000円)は、ニラの風味が効いたジューシーな味わい。また、「牛肉とザーサイの炒め」は、スパイスの効いた本場中国の味を再現しており、現地の町の食堂で食べるような懐かしさを感じさせる。

広州生まれの中野店長は、日本名を持ちながらも、故郷の味を守り続けている。店内で黙々と餃子の皮に餡を詰める姿は、職人としてのこだわりを感じさせる。

アクセスと基本情報

嘉賓
住所:東京都新宿区四谷1-7 第三鹿倉ビル2F
電話:03-3358-7912
営業時間:11:00~14:30、17:00~22:30
定休日:無休
※2026年2月20日時点の情報。臨時休業や営業時間変更の可能性あり。

四谷駅から徒歩数分の場所に位置する『嘉賓』は、歴史ある街並みを散策した後に立ち寄るのに最適な店だ。本場広東料理の味を求めて、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

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