江戸東京博物館が31日にリニューアルオープン 大型模型や現代展示で歴史を体感
江戸東京博物館がリニューアル 大型模型や現代展示で歴史体感

江戸東京博物館が4年ぶりにリニューアルオープン 大型模型や現代展示で歴史を体感

大規模改修工事のため4年間休館していた東京都江戸東京博物館(墨田区)が、3月31日にリニューアルオープンする。25日に報道陣に公開され、新たな展示や空間演出が披露された。常設展示室では、江戸時代から現代までの東京の歴史をたどる内容が大幅に拡充されており、訪れる人々に深い学びと感動を提供する。

大型模型や江戸の屋台で歴史を再現

常設展示では、江戸の街並みを再現した展示に天ぷら屋台などを追加し、よりリアルな雰囲気を醸し出している。あずまや風の休憩所も設けられ、ゆったりと歴史を学べる空間が整えられた。特に注目されるのは、高さ26メートルの新たな大型模型「服部時計店」だ。リニューアル前は「朝野新聞社」として展示されていたが、明治半ばに廃刊し、社屋が買い取られて時計店になった史実を基に改修された。この模型は、時代の変遷を象徴する貴重な展示物となっている。

また、内部に入ることができるようになった芝居小屋「中村座」も新たに設置され、江戸時代の文化を体感できる機会を提供する。これらの展示は、歴史的な事実を忠実に再現しつつ、来館者の興味を引く工夫が凝らされている。

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現代の展示も充実 東京五輪やスマホ社会を紹介

現代の展示では、扱う期間を2010年代までに拡張し、最新の東京の姿を伝えている。スマホ社会の象徴として「自撮り棒」が並ぶほか、2021年の東京五輪のメダルや聖火リレーのトーチも展示されている。これにより、歴史的な出来事と現代の文化が連続的に理解できる構成となっている。

さらに、新設された「同潤会代官山アパートメント」などの展示も加わり、戦後の住宅事情や都市開発の歴史に触れることができる。これらの現代展示は、東京の多様な側面を浮き彫りにし、来館者に深い洞察を促す。

入り口の空間演出や図書室の充実も見逃せない

JR両国駅からすぐの1階入り口には、鳥居を模した計24本の赤い柱が立ち、各時代の人々が歩く街並みの映像が流れる。この演出により、現代から次第に時代をさかのぼる感覚を味わえ、博物館への導入をスムーズにしている。

無料で入れる図書室では、東京空襲の証言映像を視聴できるコーナーが設けられ、「東京空襲焼失区域地図」や「風船爆弾」の復元模型などが並ぶ。これにより、戦争の歴史を学び、平和の尊さを考える機会が提供されている。

観覧料の値上げと記念特別展の開催

常設展の観覧料は一般800円で、休館前から200円値上げされた。これにより、展示の質の向上や維持管理に充てられる予定だ。また、4月25日から5月24日にかけて、リニューアル記念特別展「大江戸礼賛」を開催し、さらなる歴史的な展示を楽しめる。

江戸東京博物館のリニューアルオープンは、東京の歴史と文化を深く知る絶好の機会となる。大型模型や現代展示を通じて、訪れる人々に豊かな体験を提供することだろう。

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