姫路城で肩掛け式携帯袋の配布がスタート、ポリ袋廃止で観光客の利便性向上
兵庫県姫路市は、世界遺産・国宝の姫路城(姫路市本町)において、入場者向けにオリジナルの肩掛け式携帯袋の配布を開始しました。この取り組みは、従来使用されていたポリエチレン製の靴入れ袋に代わるもので、2026年3月1日から実施されています。入場者は城の入口でこの袋を受け取り、使用後は持ち帰ることが可能です。
デザインと機能性にこだわった携帯袋
配布される肩掛け式携帯袋は、厚手のポリエチレン素材で作られており、サイズは縦45センチ、横37センチです。特徴的なのは、赤色の肩掛けヒモが付いており、両手を自由に使える点。デザイン面では、白地に黒字で「世界遺産 国宝 姫路城」と記載され、初代姫路藩主・池田家の家紋である「揚羽蝶文(あげはちょうもん)」があしらわれています。姫路市は今後、定期的にデザインを変更する予定としています。
ポリ袋廃止の背景と観光客の反応
姫路城の天守群や西の丸の「百間廊下」は土足禁止エリアのため、入場者はこれまで、大天守入口などで渡されるポリエチレン袋に靴を入れて持ち歩く必要がありました。しかし、大天守最上階付近などには急な階段が多く、両手が塞がることで移動が不便という課題がありました。この問題を解決するため、肩掛け式携帯袋の導入が決定されました。
実際に利用した観光客からは好意的な声が上がっています。三重県鈴鹿市から訪れた64歳の会社員男性は、「肩から下げることができ、階段の上り下りがとても楽でした。また、記念品としても残せるので嬉しいです」と感想を述べています。このように、利便性の向上と記念性の両面で評価されています。
今後の展望と地域への影響
姫路市のこの取り組みは、観光地におけるサステナビリティとユーザビリティの向上を目指す一環です。ポリエチレン袋の使用を減らすことで環境負荷を軽減しつつ、観光客の体験を改善することが期待されています。地域の文化財保護と観光振興を両立させるモデルケースとして、他の世界遺産や歴史的建造物にも影響を与える可能性があります。
今後もデザイン変更を通じて新鮮さを保ちながら、入場者の満足度向上に努めていく方針です。姫路城を訪れる際には、この便利な肩掛け式携帯袋を活用してみてはいかがでしょうか。



