福井城・坤櫓の発掘調査に2000人が見学、築城時の礎石も発見
福井城坤櫓発掘に2000人、築城時の礎石発見 (06.04.2026)

福井城・坤櫓の発掘調査現場に2000人が集結、築城時の礎石が新たに発見される

福井県福井市で進められている福井城の坤櫓(ひつじさるやぐら)復元工事に関連する発掘調査現場が、4月5日に一般公開されました。この日は、発掘現場と水が抜かれた堀内の仮設ヤードも公開され、多くの市民や歴史愛好家が訪れ、計約2000人が熱心に見学しました。新たに築城当初のものとみられる礎石が発見されたことで、関心が高まっています。

坤櫓の歴史と復元工事の背景

坤櫓は、1606年頃に徳川家康の次男であり、初代福井藩主である結城秀康によって築造されました。その後、1669年の「寛文の大火」で焼失しましたが、三重五階建て(高さ約16メートル)で再建され、明治初期の廃城令で取り壊されるまでの約200年間、福井城の象徴として親しまれてきました。

福井県は2023年度から、坤櫓と本丸西側土塀の復元工事に向けた調査や設計を進めており、今回の発掘調査はその一環として実施されました。櫓の柱を支える土台となる礎石は、再建後のものに加え、昨年11月に築城当初とみられるものが下層から新たに数個発見されました。

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貴重な発見と最後の公開機会

発掘調査の担当者は、礎石について「再建時に壊されて残っていないと考えていたので、とても貴重な発見です」と説明しました。近く調査が再開され、礎石は撤去されるため、今回の公開が坤櫓台で見られる最後の機会となりました。

来場者は、発掘現場を歩き回ったり、写真を撮影したりしながら、歴史的な遺構に触れていました。坂井市の会社員(64歳)は「櫓の土台部分や丸瓦などを確認できて、よかったです」と感想を述べ、地域の歴史への関心の高さを示しました。

この発掘調査は、福井城の復元プロジェクトの重要なステップであり、今後の工事に役立つ資料が得られることが期待されています。県は、歴史的価値を尊重しながら、復元工事を着実に進めていく方針です。

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