20代息子の生きづらさに悩む50代母、精神科医が支援策を指南
20代息子の生きづらさに悩む母、精神科医が支援策を指南 (13.03.2026)

20代息子の生きづらさに悩む50代母、精神科医が具体的な支援策を提案

50代の会社員女性から、20代半ばの長男の生きづらさに関する相談が寄せられた。中学生までは明るく友達が多かった長男だが、高校入学を機に地元を離れて新しい環境で生活を始めた頃から、人とのコミュニケーションに困難を感じるようになったという。

高校時代から続くコミュニケーションの困難さ

長男は友達に気を使いすぎて疲れてしまい、勉強にもついていけなくなった。満員電車に乗ることさえできなくなり、不登校が続いたため、途中から通信制高校に編入した。推薦で入学した大学でも、新型コロナウイルス感染症の影響で新生活をうまく始められず、結局は友達を作れないまま現在も通学できていない状態だ。

アルバイトについても、何かトラウマがあるのか非常に嫌がり、就労への抵抗感が強い。長男は物事を深く考えてしまう性格で、日常生活に大きな生きづらさを抱えているようだ。心療内科やカウンセリングを受診したこともあるが、なかなか楽にならないという。

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精神科医からの具体的なアドバイス

この相談に対して、精神科医の大野裕氏が回答した。親としての支援方法について、以下のようなポイントを挙げている。

  • 焦らず見守る姿勢が重要:回復には時間がかかることを理解し、長期的な視点で接することが必要
  • 小さな成功体験を積み重ねる:日常生活の中で達成可能な目標を設定し、自信を育む支援が効果的
  • 専門家との連携を継続:心療内科やカウンセリングを継続し、必要に応じて新しいアプローチも検討する
  • コミュニケーションの負担を軽減:無理に会話を強要せず、本人が安心できる環境を整える

大野氏は、「生きづらさを抱える若者にとって、親の理解と支えは何よりも大きな力になります」と述べ、焦らずに長男のペースに合わせた関わり方を勧めている。特に、社会復帰や就労については段階的なアプローチが重要だと指摘した。

この相談は、現代の若者が抱えるメンタルヘルスの課題と、家族としての対応の難しさを浮き彫りにしている。コロナ禍の影響も相まって、社会適応に困難を感じる若者は少なくない。専門家の助言を参考にしながら、個々の状況に合わせた丁寧な支援が求められるケースだ。

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