長崎・対馬で千年の伝統「亀卜神事」、ウミガメの甲羅で一年の吉凶を占う
対馬の亀卜神事、ウミガメの甲羅で吉凶を占う千年の伝統

長崎・対馬で千年の伝統「亀卜神事」、ウミガメの甲羅で一年の吉凶を占う

長崎県対馬市厳原町豆酘(つつ)の雷(いかづち)神社で、年占いの伝統行事「亀卜(きぼく)神事」が行われました。この神事は、ウミガメの甲羅片に火を当て、そのひび割れ模様で一年の吉凶を占うもので、1000年以上前に中国から伝来したとされています。江戸時代には占い結果が対馬藩庁に報告されるなど、歴史的に重要な役割を果たしてきました。

新築社殿前での厳かな儀式

雷神社の社殿は老朽化していたため、島外の支援者らによって昨年12月に約60年ぶりに新築されました。その新築された社殿の前で、70代目の卜者、土脇隆博さん(45)が地域の役員らに見守られる中、古式通りに儀式を執り行いました。土脇さんは一心不乱に占いを行い、豆酘地区は「良」、水産業は「上々」、経済は「吉」などの神託を次々に半紙に筆でしたためました。

地域に根付く伝統と観光への期待

亀卜神事は国選択無形民俗文化財に指定されており、豆酘地区では今も旧正月3日に毎年行われています。島外から訪れた70代の女性は、「貴重な神事です。この地区に伝わる稲の原種『赤米』も含め、もっと情報発信してほしい」と話し、地域の伝統文化の保存と観光への活用に期待を寄せました。この行事は、対馬の豊かな歴史と文化を現代に伝える重要な役割を担っています。

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