水戸偕楽園で130回目「梅まつり」開幕 早咲きの梅が甘い香り漂わせる
茨城県水戸市において、春の訪れを告げる伝統的なイベント「水戸の梅まつり」が11日、130回目の節目を迎えて開幕した。会場は日本三名園の一つに数えられる偕楽園と、水戸藩の藩校として知られる弘道館の二か所となっている。
約100品種3千本の梅が咲き始める
実行委員会によると、偕楽園では現在、約100品種3千本の梅のうち、およそ3割が開花した状態だ。特に「八重寒紅」や「満月」といった早咲きの品種では、ほぼ満開となった木も見られ、園内には甘くさわやかな香りが漂っている。冷たい雨が降る中での開幕となったが、傘を差した観光客たちが梅の花を楽しむ姿が見られた。
明治時代に起源を持つ歴史的な祭り
この梅まつりは、明治時代の1890年代、鉄道が開業し観梅列車が走り始めた頃に始まったとされている。130回目を記念して、14日には歴代の「梅むすめ・梅大使」が集合する特別なイベントが予定されており、昨年に続いてライトアップも実施される。祭りは3月22日まで続き、今週末には気温の上昇とともに開花がさらに進むと期待されている。
地元住民も毎年の楽しみに
ひたちなか市から訪れた会社員の根本祥江さん(31)は、「雪が降ったので心配していたが、意外とたくさん咲いていて良かったです。今季中にまた来たいと思います」と笑顔で語った。根本さんはほぼ毎年この祭りを訪れており、地元住民にとって春の恒例行事として親しまれている。
偕楽園と弘道館は、水戸市の観光名所としてだけでなく、歴史的な価値も高い場所だ。梅まつり期間中は、多くの観光客が訪れ、春の息吹を感じながら散策を楽しんでいる。実行委員会は、今後の天候次第で開花がさらに進む見込みだとしている。