第33回読売演劇大賞が盛大に開催、望海風斗さんが大賞に輝く
第33回読売演劇大賞(読売新聞社主催、日本テレビ放送網後援)の贈賞式が2月27日、東京都千代田区の帝国ホテルで行われました。式典には高円宮妃久子さまがご臨席され、演劇界の関係者や受賞者たちが一堂に会する華やかな場となりました。
高円宮妃久子さまが演劇の価値を力説
久子さまは式典で、「劇場で過ごす時間は特別なものです。その空間にその時いる人たちだけが体験できるものであり、世界に一つしかない、貴重な記憶の宝物です」と述べられました。さらに、不穏な世界情勢や自然災害の多発に触れながら、「演劇が持つ、人を勇気づける力、奇跡を生み出す魅力を考えると、現代の優れた総合芸術の果たすべき役割がまだたくさんあるようにも感じます」と強調されました。
老川祥一・読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆も挨拶に立ち、「昨年は昭和100年、戦後80年の大きな節目で、戦争の悲惨さ、不条理を描いた作品を数多く上演した年だった。先人たちの思いを受け継いで今後もご活躍いただきたい」と激励の言葉を贈りました。
望海風斗さんが大賞受賞で感激のスピーチ
今回の大賞には、最優秀女優賞も受賞した望海風斗さんが選ばれました。望海さんには佐藤忠良氏制作のブロンズ像「蒼穹」と副賞計200万円が贈呈されました。
スピーチでは涙を浮かべながら、「皆様のおかげでマリア・カラスもエリザベートも演じきることができました。修練とテクニック、そしてムート(勇気)。マリア先生の言葉を胸に突き進んでいけば間違いないと感じました」と喜びを語りました。
「エリザベート」劇中歌を熱唱
式典のハイライトでは、望海さんが出演作「エリザベート」の劇中歌「私だけに」を披露。会場は感動に包まれ、演劇の持つ芸術性と情感を存分に伝える瞬間となりました。
各部門の受賞者一覧
- 最優秀作品賞:「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote」
- 最優秀男優賞:亀田佳明さん
- 最優秀演出家賞:稲葉賀恵さん
- 最優秀スタッフ賞:長田佳代子さん
- 杉村春子賞(新人賞):尾上右近さん
- 芸術栄誉賞:片岡仁左衛門さん
- 選考委員特別賞:大倉孝二さん
各受賞者にはブロンズ像と副賞100万円が贈られ、演劇界の発展を讃える式典となりました。贈賞式の模様は「読売新聞オンライン」でも公開されています。



