東大寺二月堂で「籠松明」が夜空を焦がす 無病息災の火の粉が舞い散る
東大寺二月堂で籠松明 無病息災の火の粉が舞う

東大寺二月堂で「籠松明」が夜空を焦がす 無病息災の火の粉が舞い散る

2026年3月12日午後8時11分、奈良市の東大寺二月堂で営まれている修二会(しゅにえ)において、ひときわ大きな「籠松明(かごたいまつ)」11本が上がり、辺りを赤く照らす光景が広がりました。この夜は、通常よりも一回り大きい籠松明が使用され、無病息災の御利益があるとされる火の粉が夜空に舞い散り、多くの参拝者を魅了しました。

童子が担ぐ巨大な松明の迫力

松明は、こもりの僧である「練行衆(れんぎょうしゅう)」11人が二月堂に上がる際の道明かりとして用いられ、14日まで毎晩上がります。通常は、準備のために一足早く上堂している最下役「処世界」を除く練行衆10人分の松明が上がりますが、12日夜は処世界がいったん下堂して再び上堂するため、計11本の松明がともされました。

特にこの夜は、長さ約7メートル、重さ約60キロにも及ぶ一回り大きい籠松明が使用されました。練行衆の世話役である「童子(どうじ)」は午後7時半ごろから、籠松明を1本ずつ担いで舞台に上がり、堂の欄干から外へ向かって勢いよく突き出すなど、力強い動きを見せました。

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火の粉が舞う神秘的な光景

籠松明はジリジリ、パチパチという音をたてて燃えさかり、無病息災の御利益があるとされる火の粉が夜空に舞い散りました。この神秘的な光景に、参拝者たちはカメラのシャッターを切ったり、歓声を上げたりして、伝統行事の荘厳な雰囲気に浸っていました。

修二会は、東大寺で古くから続く重要な行事であり、お水取りとしても知られています。籠松明の火の粉は、参拝者にとって健康と平安を願う象徴として深く信仰されており、この夜の光景はその伝統の重みを感じさせるものでした。

奈良の春を告げるこの行事は、地域の文化財としても高く評価されており、多くの人々がその歴史的価値と美しさに引き寄せられています。今後も、このような伝統が継承され、未来へと受け継がれていくことが期待されます。

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