芸術選奨大臣賞に李相日監督ら23人、新人賞は広瀬すずさんら22組が決定
文化庁は3月2日、令和7年度(2025年度)の芸術選奨文部科学大臣賞と同新人賞の受賞者を正式に発表しました。この栄誉ある賞は、芸術文化の発展に顕著な功績を挙げた個人や団体を表彰するもので、今年度は多様な分野から精鋭たちが選出されました。
大臣賞は映画「国宝」の李相日監督らが受賞
文部科学大臣賞には、計23人の芸術家や文化人が選ばれました。映画部門では、大ヒット作「国宝」で卓越した演出力を発揮した李相日監督(52)が受賞。文学部門では、長編小説「二月のつぎに七月が」を刊行した堀江敏幸さん(62)が選出されました。大衆芸能部門では、独特の弾き語りものまねで幅広い人気を博すタレントの清水ミチコさん(66)が受賞者に名を連ねています。
新人賞は広瀬すずさんら若手芸術家22組
一方、新人賞には、将来が期待される若手芸術家22人と1組が選ばれました。映画部門では、近年目覚ましい活躍を見せる俳優の広瀬すずさん(27)が受賞。その他にも、演劇、音楽、舞踊、文学、美術、メディア芸術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論の各分野から多彩な才能が表彰されます。
贈呈式は3月17日に東京で開催
受賞者への表彰式は、3月17日に東京都内で行われる予定です。この式典では、各受賞者に対して直接賞が授与され、その功績が称えられることになります。
その他の主な受賞者一覧
文部科学大臣賞受賞者(敬称略):
- 演劇部門:齋藤雅文(劇作家)、味方玄(能楽師)
- 映画部門:吉田大八(映画監督)
- 音楽部門:遠藤千晶(地歌箏曲演奏家)、山田和樹(指揮者)
- 舞踊部門:宮川新大(バレエダンサー)、森山開次(舞踊家)
- 文学部門:いしいしんじ(小説家)
- 美術A部門:安藤榮作(彫刻家)、岡崎乾二郎(造形作家・批評家)
- 美術B部門:深澤直人(プロダクトデザイナー)
- メディア芸術部門:鶴巻和哉(監督)、槇村さとる(漫画家)
- 放送部門:柴田岳志(演出家)、四元良隆(ディレクター・プロデューサー)
- 大衆芸能部門:大貫妙子(音楽家)
- 芸術振興部門:小田井真美(さっぽろ天神山アートスタジオAIRディレクター)、福井健策(弁護士)
- 評論部門:大出敦(慶応大教授)、松隈洋(建築史家・神奈川大教授)
新人賞受賞者(敬称略):
- 演劇部門:尾上右近(歌舞伎俳優)、望海風斗(俳優)
- 映画部門:石川慶(映画監督)
- 音楽部門:クァルテット・インテグラ(弦楽四重奏団)、中井智弥(地歌箏曲演奏家・作曲家)
- 舞踊部門:岩井優花(バレエダンサー)、花柳壽輔(日本舞踊家・振付家)
- 文学部門:朝比奈秋(小説家)、大塚凱(俳人)
- 美術A部門:青木千絵(漆彫刻家)、玉山拓郎(アーティスト・美術家)
- 美術B部門:evala(音楽家・サウンドアーティスト)、永山祐子(建築家)
- メディア芸術部門:龍幸伸(漫画家)、花江夏樹(声優)
- 放送部門:新井順子(プロデューサー)、バカリズム(脚本家・お笑い芸人)
- 大衆芸能部門:翁家和助(太神楽曲芸師)、玉川太福(浪曲師)
- 芸術振興部門:牧原依里(映画作家・演出家)、山重徹夫(ビジュアル・アートディレクター)
- 評論部門:ザヘラ・モハッラミプール(国際日本文化研究センター特任助教)
芸術選奨は、日本の芸術文化の水準向上と振興を目的として毎年実施されており、今回の受賞者たちの今後のさらなる活躍が期待されます。各分野で優れた功績を残した芸術家たちの表彰は、日本の文化シーンにとって重要な節目となるでしょう。
