会津の県立博物館に「花鳥図屏風」高精細複製品、制作工程を紹介するトークセッション開催
会津の県立博物館に「花鳥図屏風」高精細複製品、トークセッション

福島県会津若松市の福島県立博物館で、戦国時代の絵師・雪村周継による「花鳥図屏風」の高精細複製品が寄贈されたことを記念し、その制作工程を紹介するトークセッションが開催されました。この複製品は、キヤノンと京都文化協会が連携する「綴プロジェクト」の一環として制作され、日本の文化財を未来に伝える取り組みが紹介されました。

トークセッションの内容

トークセッションには、キヤノンサステナビリティ推進本部の中山桜子氏と、特定非営利活動法人京都文化協会代表理事の田辺幸次氏が登壇し、「綴プロジェクトについて~キヤノン独自の先進技術と京都伝統の技の融合」と題して対談しました。同プロジェクトは2007年にスタートし、日本の文化財を高精細な複製品として保存する活動を続けており、今回の「花鳥図屏風」は66点目の成果となります。

制作工程の詳細

複製品の制作にあたっては、米国ミネアポリス美術館に所蔵されている原本を、キヤノンのミラーレスカメラで336分割して撮影。色彩や筆遣いを忠実に再現するため、撮影データは合計86億画素に達しました。印刷には、京都文化協会が徳島県の和紙メーカーと共同開発した特製の和紙を使用。その和紙は古来の風合いを再現しており、京都の伝統工芸士が屏風に仕立て上げました。田辺氏は「墨の濃淡まできれいに再現できた」と振り返っています。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

展示情報

この高精細複製品は、6月21日まで同館エントランスホールで展示されており、来館者は間近で鑑賞することができます。また、同館では8月23日までテーマ展「会津の絵画」も開催中です。この展示では、同館が所蔵する若き日の雪村作品など、会津にゆかりのある絵画が展示されています。前期は7月13日までで、雪村の作品は前期のみの展示となります。観覧時間は午前9時30分から午後5時まで。観覧料は一般・大学生400円(20人以上の団体は320円)、高校生以下は無料です。問い合わせは同館(電話0242-28-6000)まで。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ