終わりよければすべてよし 転倒やスマホ落下も幸運に
終わりよければすべてよし 転倒やスマホ落下も幸運に

<朝晴れエッセー>終わりよければすべてよし

2026年5月22日 05:00

ライフ 文学 朝晴れエッセー

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立て続けに私の身に起きたこと。買い物帰りの駐車場で、あろうことか、荷物を積んだカートごと派手に転んでしまった。痛さと恥ずかしさからすぐさま車に乗り込むも、思いのほか軽傷。エコバッグの中で大きな傷を負ったりんごには申し訳ないが、誰も巻き込まず、大事に至らなかったことにホッとした。

また別の日、寝転がってスマホを見ていたときのこと。あろうことか、顔面にスマホを落としてしまった。衝撃で眼鏡の鼻あて部分がポロッと取れ、一瞬、何か冷たさを感じた。小さなネジで固定されていた鼻あて。ネジを探すが見あたらない。もしやと思い鏡を見た。なんとネジは目の中にあった。慎重に元の定位置へと戻ってもらうと、目も眼鏡も無傷だったことにホッとした。

さらに別の日、母と散歩に出たときのこと。あろうことか、みかんを買おうとポケットに忍ばせていた千円札をなくしてしまった。店先でハッとなり、今来た道を急いで戻る。もうないだろう、半ば諦めていた。が、団地の花壇まで来たとき、花に交じり迎えを待つ千円札をそこに見つけた。ホッとした。というより歓喜。買って間もないみかんを母とふたりベンチで頬張る、その旨さといったらなかった。

安田多恵(48) 堺市南区

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