イランから中国人3千人以上退避、首都テヘランで1人死亡 中国外務省が明らかに
イランから中国人3千人退避、テヘランで1人死亡 (02.03.2026)

イランから中国人3千人以上が退避、首都テヘランで1人死亡 中国外務省が緊急会見

中国外務省の毛寧報道局長は3月2日、北京で記者会見を開き、米国とイスラエルによる攻撃が続くイランから、中国人3千人以上がすでに退避を完了したことを明らかにしました。さらに、首都テヘランにおいて、中国人1人が現地の軍事衝突に巻き込まれ、死亡した事実も説明されました。

周辺国への戦闘波及に「深い懸念」、軍事行動停止を改めて要請

毛報道局長は会見の中で、イラン情勢が周辺国へ戦闘を波及させる可能性について「深い懸念」を表明しました。そして、関係各国に対し、直ちに軍事行動を停止するよう、国際社会に改めて強く訴えかけました。この発言は、地域の緊張がさらに高まることを警戒する中国の立場を鮮明に示すものです。

超音速ミサイル購入合意報道を否定、「事実ではない」と強調

また、ロイター通信が先月24日に報じた「イランが中国から超音速ミサイルを購入することで両国が合意に近づいている」との報道について、毛氏は「事実ではない」と明確に否定しました。中国とイランの間で、そのような軍事的合意が進められているという情報を、強く打ち消す形となりました。

今回の発表は、中東地域における情勢が緊迫化する中、在外中国人の安全確保に中国政府が注力している実態を浮き彫りにしています。退避した3千人以上の中国人の詳細な状況や、今後の対応については、引き続き中国外務省を通じて発表される見込みです。