WBCでイタリアが米国を撃破、歴史的番狂わせで3連勝達成
WBCでイタリアが米国撃破、歴史的番狂わせで3連勝 (11.03.2026)

WBCでイタリアが米国に歴史的勝利、優勝候補を撃破

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は10日、プエルトリコと米国で1次ラウンドが行われ、A組ではカナダが地元プエルトリコに競り勝ち、2勝1敗とした。B組ではイタリアが「歴代最強」と評される優勝候補の米国から金星を挙げ、3連勝を達成した。米国は3勝1敗で準々決勝進出に黄信号が灯り、D組ではイスラエルがオランダを破り、2勝2敗で3位が確定した。

イタリアの打線が爆発、ロレンゼンが好投で勝利に貢献

イタリアは試合の早い段階から積極的な打撃で米国を圧倒した。四回までに3本塁打を含む5点を先行し、六回には犠牲フライや敵失などでさらに3点を加えた。米国は3本塁打などで追い上げたものの、8-6で及ばなかった。先発投手のロレンゼン(ロッキーズ)は五回途中を2安打無失点に抑え、34歳のベテラン右腕として好投を見せた。

ロレンゼンは試合後、「歴史を作れるなんて信じられない」と喜びを語り、「この舞台であれだけの活躍ができたのなら、どこでもできるはずだ。選手全員の活躍を心からうれしく思う」と仲間たちを称えた。イタリアの打線は下位打線からも本塁打が飛び出し、チーム全体の結束力が勝利に結びついた。

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米国は追い上げ及ばず、ジャッジが悔しさをにじませる

米国は九回にクロウアームストロング(カブス)の2打席連続本塁打で2点差に迫り、なおも二死一塁と攻撃の機会を作った。しかし、主将のジャッジ(ヤンキース)がイタリアのワイサート(レッドソックス)の低めのチェンジアップに空振り三振に倒れ、試合は終了した。

ジャッジは試合後、球場の廊下で立ち止まり、「自分たちの運命を自分たちで決められる状況は理想だし、それが目の前にあった。でも、イタリアが最初から積極的に打ってきた」と振り返った。米国は勝てばB組1位で準々決勝進出だったが、相手の下位打線に3本塁打を許し、四回までに5失点を喫した。六回には失策や暴投などで3点を奪われ、守備面での課題も浮き彫りになった。

米国の準々決勝進出は他国の結果次第に

「歴代最強」との呼び声が高かった米国代表の命運は、11日の1次ラウンド最終戦の結果に委ねられた。ジャッジは私服姿で穏やかな笑みを浮かべながら、「今は自分たちではどうすることもできない。少し運が必要だ。どうなるか見てみるよ」と語った。

米国が準々決勝に進出する条件は、11日の最終戦でイタリアがメキシコに勝った場合、イタリアが4戦全勝で首位通過となり、米国は3勝1敗で2位として突破する。一方、メキシコが勝った場合は、3勝1敗で3チームが並び、規程により3チーム間の試合での失点率(失点/守備のアウト数)が低いチームが上位となる。米国が突破するケースとしては、メキシコが9回を戦って5得点以上で勝利するなどが想定される。

この試合は、イタリアにとって前回大会の8強進出に続く快挙となり、WBCにおける新たな勢力としての存在感を示した。米国は優勝候補としてのプレッシャーを感じさせられる結果となり、今後の戦い方に課題を残す形となった。

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