スポーツ庁と総務省は20日、動画配信事業者の台頭が進むスポーツ中継の在り方について議論する有識者会議の第1回会合を東京都内で開催した。会合では、日本野球機構(NPB)が3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)において、地上波による中継が実現しなかった経緯を詳細に説明した。議事の大半は非公開で進められた。
有料配信と視聴環境のバランスが焦点
今回の有識者会議では、有料配信による収益確保と、国民が幅広く視聴できる環境整備のバランスをどのように取るかが主要な論点となっている。特に、関心の高いスポーツイベントを誰でも視聴できるようにする「ユニバーサルアクセス権」の導入の可否も重要なテーマとして議論された。
今後のスケジュール
放送事業者や関係者の意見も踏まえ、政府は今年の秋をめどに論点を整理し、今後のスポーツ中継の在り方について方向性を示す方針だ。
WBCは3月に開催され、日本中で大きな注目を集めたが、地上波放送が行われず、有料配信のみとなった経緯がある。このことから、視聴機会の格差が問題視され、今回の有識者会議の開催につながった。



