甲子園に響く新たな応援音楽、近江高校吹奏楽部がK-POPと洋楽を熱演
2026年3月22日、選抜高校野球4日目の第2試合において、近江高校のアルプス席からは従来の応援曲とは一線を画す音楽が球場に響き渡りました。同校の吹奏楽部員約50人が、韓国の人気グループBTSの「Dynamite」や、2010年サッカーワールドカップの公式ソング「Waka Waka」など、計5曲のK-POPと洋楽を甲子園で初めて披露したのです。
「ありきたりな応援曲にしたくない」という強い思い
近江高校吹奏楽部は、「ありきたりな応援曲にしたくない」という明確な方針のもと、2018年の春から高校野球では珍しい洋楽中心の応援演奏を続けてきました。今回の選曲もその一環であり、部員たちは選手の士気を高め、観客を沸かせることを目指しました。
演奏曲目には、世界的にヒットしたBTSの「Dynamite」に加え、サッカーの祭典を彩った「Waka Waka」などが含まれています。これらの曲は高音が多く、楽器を吹く際に口に大きな力を必要とするため、体力を消耗しやすいのが特徴です。しかし、部員たちは3月上旬から毎日約3時間の練習を重ね、熟練度を高めて本番に臨みました。
迫力ある演奏で選手を援護
試合が進む中、打者が打席に入る度に、ドラムやトランペットから発せられる迫力のある音が甲子園球場に響き渡りました。吹奏楽部の演奏は、単なるBGMではなく、ナインを力強く援護する役割を果たしました。観客席からも驚きと賞賛の声が上がり、伝統的な応援スタイルに新たな風を吹き込む瞬間となりました。
同部の副部長を務める堺隼輝さん(17歳)は、「気持ちが高ぶる曲を選曲した。演奏で選手の背中を押したい」と意気込みを語りました。彼の言葉には、音楽を通じてチームを支えたいという熱い思いが込められています。
高校野球の応援文化に新たな可能性
近江高校吹奏楽部の取り組みは、高校野球の応援文化に新たな可能性を示すものです。従来のマーチや校歌に加え、K-POPや洋楽といった多様な音楽を取り入れることで、より多くの観客を魅了し、選手のモチベーション向上にも貢献しています。
この日の演奏は、単なるイベントを超え、スポーツと音楽の融合が生み出す感動を観客に届けました。近江高校吹奏楽部の挑戦は、今後も高校野球の応援シーンに影響を与え続けることでしょう。



