大阪桐蔭が逆転勝利で4強入り、岡安選手の好守が決定的に
第98回選抜高校野球大会第9日の27日、準々決勝が行われ、大阪桐蔭が英明(香川)を4-3で下し、見事に4強入りを果たしました。試合は2点を先制される苦しい展開となりましたが、チームは粘り強く戦い、逆転勝利を収めました。
谷渕選手の本塁打と藤田選手の犠牲飛で勝ち越し
大阪桐蔭は、同点の6回に谷渕瑛仁選手が右翼席に本塁打を放ち、勢いを盛り返しました。さらに、再び同点で迎えた8回には、藤田大翔選手の中犠牲飛で勝ち越し点を挙げ、試合の流れを決定づけました。6回から登板した川本晴大投手は要所をしっかりと抑え、リードを守り切りました。
岡安選手の好捕がピンチを救う
同点で迎えた7回、無死満塁という最大のピンチで、岡安凌玖一塁手(3年)が冷静なプレーを見せました。ライナーを好捕し、そのまま一塁ベースに頭から飛び込んで併殺を成功させ、「よっしゃ」と歓喜の声を上げました。このプレーがチームの士気を高め、勝利への道筋を切り開きました。
岡安選手はこれまで、けがに悩まされてきました。昨年夏の新チーム結成後、利き手の左中指を骨折し、右の脇腹も肉離れを起こしました。さらに、秋の近畿大会中には左手首を骨折し、ボールを握れなくなる苦境に直面しました。しかし、彼は「けがは苦しくなかった。乗り越えて強くなれた」と語り、2年生でつけた背番号を手放すことはありませんでした。
けがからの復帰とチームへの貢献
けがで練習に参加できない間、岡安選手は3時間もストレッチとトレーニングに取り組み、復帰に向けて努力を重ねました。仲間たちは言葉をかけず、「焦らないように、ただ待ち続けてくれていた」と感謝の気持ちを述べています。
黒川虎雅主将は「岡安はアグレッシブな守備をしてくれる」と評価し、この日も6回に二塁打を放つ活躍を見せました。甲子園では3試合で計3安打を記録していますが、まだ打点はありません。「打撃も自分の持ち味だ」と語る岡安選手は、頂点まであと2試合となる準決勝で、守りと打撃の両面でチームに貢献することを誓っています。
黒川主将のコメントと今後の展望
黒川主将は試合後、「2点を先制されたが、粘り強く、逆転できた。ただ守備でミスが目立った。一つのミスで負けてしまうところまで来たので、次までに修正する」と語り、勝利の喜びとともに課題も認識しています。
大阪桐蔭は準決勝で専大松戸(千葉)と対戦します。頂点を目指す戦いはさらに熱を帯び、チーム一丸となったプレーが期待されます。高校野球ファンの注目が集まる中、大阪桐蔭のさらなる活躍に期待が高まっています。



