日大三高野球部員2人が書類送検 少女にわいせつ動画自撮りさせ部内共有の疑い
警視庁は2026年2月12日、日本大学第三高等学校(東京都町田市)の硬式野球部に所属する男子生徒2人を、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で書類送検した。捜査関係者への取材により明らかになった。容疑は、少女にわいせつな動画を自撮りさせて受け取り、さらに部内の他の生徒に提供したことだ。
具体的な容疑内容と捜査の経緯
捜査関係者によると、2人は日大三高の硬式野球部員である。うち1人の生徒は2025年3月から4月にかけて、少女に対してわいせつな画像と動画の自撮りを要求し、送信させた。その後、4月から6月頃には、受け取った動画をSNSを通じて別の男子生徒に送付した疑いが持たれている。
もう1人の生徒は、5月から10月にかけて、その動画をさらに別の複数の部員に提供したとされる。動画は部内の二十数人に渡ったとみられるが、現時点では部外への流出は確認されていないという。
児童買春・児童ポルノ禁止法の規定と生徒の対応
児童買春・児童ポルノ禁止法は、未成年者のわいせつ映像を製造させたり、他人に提供したりすることを厳しく禁じている。今回の事件では、この規定に抵触する行為が行われた疑いが強い。
書類送検された2人の生徒は、いずれも容疑を認めており、「やってはいけないことをやってしまった。謝罪したい」や「軽率な行動だったと深く反省している」などと話しているという。反省の言葉を述べているものの、法的な責任は免れない状況だ。
学校側の対応と事件の背景
日本大学第三高等学校は、12日朝の取材に対し、少女側から2025年10月に相談があり、事案を把握していたと説明した。学校側は早期に問題を認識していたが、具体的な対応については明らかにしていない。
同校硬式野球部は、2025年夏の全国高校野球選手権大会に西東京代表として出場し、準優勝するなど、強豪として知られている。事件は、こうした活躍の陰で発生したもので、部内の規律や倫理観が問われる事態となった。
捜査の過程と今後の流れ
警視庁は、2025年秋に少女側から相談を受けたことをきっかけに、関係者への聞き取りやスマートフォンの解析を行い、捜査を進めてきた。書類送検は、警察が収集した資料や証拠を検察庁に送る手続きであり、少年事件の場合、検察は事案の内容を家庭裁判所に送付する。
家庭裁判所は、処分の必要性や方法を決定することになる。今後の裁判手続きでは、事件の詳細や生徒の反省態度などが審理され、適切な処分が下される見込みだ。
この事件は、教育現場におけるインターネットやSNSの適切な利用、および青少年の倫理教育の重要性を改めて浮き彫りにした。学校や部活動の指導体制にも注目が集まっている。



