巨人・田中将大、憧れの野茂英雄氏と並ぶ日米通算201勝を達成
プロ野球セントラル・リーグの読売ジャイアンツが、中日ドラゴンズを6対5で下し、開幕から好調を維持している。この試合で先発した田中将大投手は、日米通算201勝目を挙げ、憧れのレジェンドである野茂英雄氏と並ぶ偉業を成し遂げた。
多彩な変化球で好投も、六回途中で降板
田中将は立ち上がりから緩急を巧みに駆使し、相手打線を翻弄した。特に二回には、細川選手を3球連続の遅いカーブで惑わせた後、スライダーで空振り三振に仕留めるなど、圧巻の投球を見せた。さらに、サノー選手に対しては99キロのカーブで幻惑し、スプリットで空振り三振を奪うなど、多彩な変化球を武器に試合をリードした。
100キロを切るカーブの使用について、田中将は「一軍の公式戦では今までなかったのではないか」と語り、新たな投球の引き出しを開けたことを示唆した。しかし、六回二死走者なしの場面から四球と連打を許し、2点目を失ってリリーフを仰ぐこととなった。
「最後は詰めの甘い投球」と反省の声
試合後、田中将は悔しそうな表情を浮かべながら、「ああいう投球をしていると、昨季とそんなに変わらないのかなという感じになってしまう」と振り返った。さらに、「最後は詰めの甘い投球になってしまった」と、自らの投球内容に対して厳しい反省の言葉を口にした。
白星発進となったものの、最後まで完璧を求める姿勢がにじみ出るコメントとなった。プロ20年目を迎えるベテラン投手として、さらなる高みを目指す決意が感じられる。
憧れの野茂英雄氏と肩を並べる
日米通算201勝目は、田中将にとって特別な意味を持つ。子供の頃、捕手としてプレーしていたが、常に投手への憧れを抱いていたという。一人で壁当てをしている時には、野茂英雄氏のトルネード投法をまねて、憧れの投手になりきっていたと懐かしむ。
「今の子供が大谷翔平のモノマネをするみたいな感じでしょう」と語る田中将。そんなレジェンドと肩を並べる日が訪れたことは、感慨深いものがあるに違いない。
昨季の苦い記憶を乗り越え、新たなスタート
昨シーズンは最終登板で日米通算200勝を達成したものの、シーズン通算では3勝に留まり、苦い思いを味わった。しかし、田中将は「一つ一つ白星を積み上げて、そういう記録は後で振り返っていければ」と前向きな姿勢を示している。
201勝という節目を越え、その先にもまだまだ勝ち星を積み重ねていく覚悟でいる。プロ野球界を代表する右腕として、今後の活躍に期待が寄せられる。
一方、中日ドラゴンズはこの試合で敗れ、9年ぶりの開幕5連敗を喫する苦しいスタートとなった。チームの早期立て直しが急務となる。



