宝塚記念で4歳牡馬対決、春三冠か連覇かクロワデュノール対ミュージアムマイル
宝塚記念で4歳牡馬対決、春三冠か連覇か

宝塚記念、4歳牡馬対決に注目

14日に行われる宝塚記念(阪神芝2200メートル)で、2頭の4歳牡馬が注目を集めている。史上初の「春三冠」を狙うクロワデュノール(栗東・斉藤崇史厩舎)と、グランプリレース連覇がかかる昨年の最優秀3歳牡馬ミュージアムマイル(栗東・高柳大輔厩舎)だ。上半期のGI戦線を締めくくる一戦は、例年以上に熱を帯びている。

クロワデュノール、春三冠に挑む

昨年の日本ダービー(GI)を完勝したクロワデュノールは今年、4月の大阪杯、5月の天皇賞・春と古馬(4歳以上)の中長距離GIを連勝している。ともに接戦だったレースぶりが、同馬の勝負強さを際立たせた。2017年に大阪杯がGIに昇格して以降、同一年に両レースと宝塚記念を全て制する「春古馬三冠」を果たした馬はいない。2000~3200メートルと幅広い距離適性が求められ、レース間隔も短い。2連勝での王手も17年にクロワデュノールの父キタサンブラックがかけただけで、同馬は宝塚記念で9着に敗れた。

クロワは今月に入って調子を落としたというが、10日の最終追い切り後に斉藤調教師は「ようやく上向いてきた」と語った。ファン投票で歴代最多の36万票余りを獲得し、「多くの応援は励みになる。三冠に挑めることはなかなかない。いい状態でレースを迎えたい」と快挙達成を狙う。

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ミュージアムマイル、主役奪還へ

三冠に立ちはだかるライバルの一頭が、昨年の皐月賞(GI)でクロワに快勝したミュージアムマイルだ。ダービーは6着に沈んだが、クロワが出走しなかった年末の有馬記念(同)では古馬を一蹴。世代トップの実力を示した。今年は国際情勢などの影響で、予定していた二つの海外GIを使えず、宝塚記念が初戦となる。それでも高柳調教師は「半年たって一回り大きくなった。精神的にも落ち着いている」と成長を口にする。

前年の有馬記念を制してから一度もレースを使わずに宝塚記念を勝てば、1977年のトウショウボーイ以来49年ぶりとなる。「使いたくても使えずに馬も人もフラストレーションがたまっていた。鬱憤を晴らすようなレースができれば」と高柳調教師。主役奪還をうかがう。(中安真人)

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