秋吉台をEVで巡る新ツアー、世界ジオパーク認定を記念
山口県美祢市の「Mine秋吉台ジオパーク」が4月にユネスコ世界ジオパークに認定されたことを記念し、同市観光協会は電気自動車「イーパレット」(定員17人)を活用した周遊ツアーを6月28日から開始する。このツアーは、自家用車を持たない観光客でも気軽に観光地を巡れるようにすることを目的としている。
イーパレットの特徴とツアー内容
イーパレットは、2021年東京オリンピックの選手村で巡回バスとして使用された後、昨年9月にトヨタが販売を開始した車両だ。全面に大きな窓を備えているのが特徴で、エンジン車に比べて走行音が静かなため、ツアーに同乗するジオガイドの解説が聞き取りやすいという利点がある。
ツアーは約3時間のコースで、秋芳洞近くの秋吉台観光交流センターを発着点とする。秋吉台のカルストロードを走行し、車両に乗ったまま秋吉台サファリランド内も巡る予定だ。
背景と課題
市内には秋吉台のほか、日本有数の鍾乳洞「秋芳洞」や秋吉台サファリランドなどの観光スポットがあるが、これらを結ぶバスの運行本数は1日2往復程度と限られている。そのため、車を持たない観光客の移動手段の確保が課題となっていた。
この課題を解決するため、車両を所有するJR西日本がツアーへの活用を提案し、市観光協会がルートを作成した。
実施概要
ツアーは6月28日から9月27日まで、計24回実施される。事前予約が必要で、料金は中学生以上1万3800円、小学生1万2800円。申し込みは市観光協会のホームページから行う。
協会の藤高正寿さん(65)は「大きな窓を持つイーパレットにぴったりのツアー。多くの人に訪れてほしい」と話している。



