大相撲夏場所(10日初日、両国国技館)の開催が目前に迫った7日、新関脇に昇進した熱海富士や幕内力士の義ノ富士ら伊勢ケ浜部屋の力士たちが、東京都墨田区にある高砂部屋へ出稽古に出向き、合計8人の関取衆が本場所さながらの激しい申し合いを繰り広げた。
熱海富士、朝乃山らと激闘
熱海富士は同行した師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)の助言を受けながら、幕内の朝乃山と朝紅龍らと対戦し、10勝7敗の成績を収めた。はたきに泳ぐ場面も見られたが、巨体を生かした出足には迫力があった。稽古後は「(部屋の)公開日以外は駄目ですから」と硬い表情を見せ、気の緩みを見せなかった。
伊勢ケ浜部屋の出稽古、約1年ぶり
伊勢ケ浜部屋が出稽古を行うのは、昨年の名古屋場所前に荒汐部屋を訪れて以来、約1年ぶりとなる。14番取った幕内の伯乃富士は「いい稽古になった」と充実感を漂わせ、手応えを語った。
朝乃山は18番取り12勝6敗
元大関の朝乃山は18番取って12勝6敗と好調ぶりを示した。6日夜に銭湯で疲れを癒やした後、出稽古の連絡を受けたという。得意の右四つからの寄りが力強く、「勝敗に関係なく、番数をやりたかった。活躍している力士が来てくれてよかった」と歓迎の意を示した。再入幕から2場所はいずれも最後に3連敗して2桁勝利を逃しており、32歳のベテランは「今場所は10勝以上を目指す」と明確な目標を掲げた。



