元日本代表ディフェンダーで、浦和レッズなどで活躍した坪井慶介さんと、同じく元代表で番組MCを務める中澤佑二さんが、読売新聞のポッドキャスト「ピッチサイド 日本サッカーここだけの話」に出演し、2026年に開幕するワールドカップ(W杯)北中米大会への展望を語りました。収録は5月25日に行われ、その内容を紹介します。
代表メンバー26人が決定
日本サッカー協会は5月15日、W杯北中米大会に臨む代表メンバー26人を発表しました。遠藤航選手(リバプール)、上田綺世選手(フェイエノールト)、長友佑都選手(FC東京)らが選ばれた一方、怪我の影響で三笘薫選手(ブライトン)や南野拓実選手(モナコ)が落選する波乱もありました。
坪井慶介の見解
坪井さんは「森保(一)監督が信頼するメンバーをしっかり選んだと思います。怪我人の状況もあって、難しい選択だったのではないでしょうか」とコメント。その上で「軸となる選手を選びつつ、複数のポジションをこなせる選手が多い印象です」と分析しました。
中澤佑二の見解
中澤さんは「後藤啓介選手(シントトロイデン)や塩貝健人選手(ウォルフスブルク)といった若手が入ったことで、森保監督はチャレンジしているのかなと感じました。メンバー構成の大枠は決まっていたと思いますが、冨安健洋選手(アヤックス)や板倉滉選手(同)のコンディションを見極めつつ、若手の力も必要としている点が興味深いです」と述べました。
年齢構成と選手起用のポイント
坪井さんはメンバーの年齢構成に触れ、「ベテランと若手のバランスを考えている印象です」と指摘。さらに「塩貝選手と前田大然選手(セルティック)は、推進力や守備の献身性のタイプから、どちらか一方かと思っていましたが、両方選ばれました。どう使うのか、非常に気になります」と話しました。
中澤さんは、今大会は出場チームが増え大会期間が長くなることを踏まえ、「ターンオーバー(試合ごとに先発メンバーを大幅に入れ替える戦術)を考慮すると、上田選手を軸にしても全試合フル出場は難しい。タイミングや相手によって、攻撃の中心を誰に置くかが鍵になるでしょう」と語りました。
後藤啓介選手の意外な素顔
中澤さんは、後藤選手との会話エピソードを披露。「先日、後藤選手と話す機会がありましたが、とても良い子です。メディアでは『ビッグマウス』として話題になりましたが、実際に話すと礼儀正しくて驚きました」と明かしました。
「中村俊輔選手のスパイクが好きで、たくさん集めているそうです。サッカーが大好きで、一日中サッカーを見ていると言っていました。『他に何かすることは?』と聞いたら、『サッカーとスパイクです』と返ってきて(笑)。チームの勝利のためなら自分が活躍できなくても構わないという、今時のフォワードらしくない考え方を持っていて、精神的にしっかりしているなと印象が変わりました」と振り返りました。
さらに「でも、エゴサーチ(自分の名前をネット検索すること)をして凹むこともあるらしいです(笑)」と、後藤選手の意外な一面も紹介しました。
プロフィール
坪井慶介:1979年生まれ、東京都出身。福岡大学卒業後、2002年に浦和レッズ入団。ルーキーイヤーからディフェンダーとして活躍し、新人王、フェアプレイ賞、ナビスコカップニューヒーロー賞を受賞。2003年に日本代表初招集。Jリーグベストイレブン。2006年W杯ドイツ大会に出場。2015年以降は湘南ベルマーレ、レノファ山口でプレーし、2019年シーズンで現役引退。現在はタレントとして活動。



