国内の優れたマラソン大会や走者を表彰する「MCC(マラソンチャレンジカップ)年間大賞2025」において、愛知県西尾市全域をコースとするフルマラソン大会「にしおマラソン」が主催者部門で最優秀となる大賞に選ばれた。同大会は、抹茶やウナギなどのご当地グルメを給水所で走者に振る舞うおもてなしや、茶畑や海沿いなど変化に富んだコース設定が評価された。
大会の特徴と評価のポイント
「にしおマラソン」は、男女が一緒に公道を走る県内唯一のフルマラソン大会として知られる。第4回大会(中日新聞社共催)には前回比672人増の6443人が出走し、過去最多を記録した。自薦で応募した西尾市は、運営面の改善を重ね、走者が快適に走るための環境づくりに努めてきたことをアピール。特にスタート地点の設営やゴール後の動線改善が高く評価された。
具体的な改善点
- スタート地点の設営工夫:仮設トイレを「コ」の字形に配置し、走者が並ぶ場所をわかりやすく表示。
- ゴール地点の混雑緩和:完走者と観客の動線を分離し、クールダウンや着替えがスムーズに行えるように配慮。
これらの改善により、参加者投稿サイト「RUNNET大会レポ」での評価は、第1回の59.5点から第4回の91.5点へと順調に向上している。
MCC年間大賞について
MCC年間大賞は、マラソンなど市民参加型スポーツの普及に取り組む一般財団法人アールビーズスポーツ財団(東京)が主催し、今回が2回目。プロランナーの川内優輝さんや筑波大教授の鍋倉賢治さんら6人が選考委員を務める。「ランナー」「主催者」「サポーター」の3部門があり、主催者部門は全国98大会が対象となった。
市長のコメント
28日の定例会見で中村健市長は、「運営面の改善や地域の特産品、市民の皆さんの声援など、フルマラソン大会を通じて西尾の魅力が伝わったからこその評価」と強調。来年1月17日の第5回に向け「皆さまの期待に応えられるよう準備を進めていきたい」と語った。



