サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会を巡り、イラン・サッカー連盟の関係者が近日中にスイスのチューリヒで国際サッカー連盟(FIFA)と会談する見通しであることが1日、AP通信の報道で明らかになった。
タジ会長が会談予定を明かす
イラン連盟のメヘディ・タジ会長は同日、地元メディアに対して「われわれの見解では、近々FIFAと会談する予定だ」と述べ、具体的な日程には言及しなかったものの、協議の場が設けられることを確認した。
米国とイスラエルの攻撃が背景に
イランは開催国の米国とイスラエルによる攻撃を受けており、タジ会長は2月末にテレビ番組に出演し、W杯不参加の可能性について含みを持たせた発言をしていた。さらに、4月30日にカナダ・バンクーバーで開催されたFIFA総会には、211の加盟協会の中で唯一、イラン連盟が欠席するなど、その姿勢が国際社会の注目を集めていた。
今回の会談では、イラン代表チームのW杯参加の可否や、安全面での保障などが議題に上るとみられる。イランは1978年以来、数回のW杯に出場しており、今回の北中米大会でも予選を突破している。しかし、政治的な緊張がスポーツの場に影響を及ぼす可能性が指摘されている。
FIFAはこれまで、政治とスポーツの分離を原則としており、イランに対して公平な対応を求めている。会談の結果次第では、イランのW杯参加が正式に決定するか、あるいは不参加の方向性が固まる可能性もある。



