レイラック滋賀FC、J3ホーム開幕戦で初白星を飾る
サッカーJ3に参入したレイラック滋賀FCが、2026年3月8日、滋賀県彦根市の平和堂HATOスタジアムで特別大会「J2・J3百年構想リーグ」のホーム開幕戦を開催しました。試合はロアッソ熊本を1-0(前半0-0)で破り、会場に詰めかけた3400人を超えるサポーターに、Jクラブとしてホームでの初白星をもたらしました。
着実な成長と決勝点の瞬間
レイラック滋賀FCのJリーグ初戦は、第1節が降雪の影響で延期されたため、2月15日の第2節、レノファ山口FC戦となりました。その試合では1-2で敗れたものの、試合終了間際にCKからDF西山大雅選手がチームのJ初ゴールを決めるなど、手応えを感じさせる内容でした。その後、第3節のFC琉球戦で初勝ち点を獲得し、第4節のギラヴァンツ北九州戦では2-1で勝利を収め、着実に歩みを進めてきました。
今回のホーム開幕戦では、昨季J2を戦っていた熊本に序盤から攻め込まれ、再三ピンチを招きました。しかし、GKを中心に全員が体を張り、集中力を切らさずに0-0で前半を折り返しました。均衡を破ったのは59分、右CKのこぼれ球からパスをつなぎ、相手の背後をとったMF小泉隆斗選手が上げた右クロスに、西山選手が頭で合わせてネットを揺らし、決勝点を奪いました。
選手と監督の喜びの声
チームのJ初ゴールに続く殊勲弾を決めた西山選手は、「クロスが上がった瞬間に『いける』と思いました。セットプレーにこだわってきたのがうまくはまった」と満足そうに語りました。また、サポーターの大歓声に「自分のゴールでスタジアムが沸いてうれしかった」と感謝の意を表しました。
和田治雄監督は、「ハーフタイムにこぼれ球を拾い、シンプルに攻めるよう指示したのが功を奏しました」と振り返りました。さらに、「Jクラブとしてホームで初めての試合で勝てたことは、結果以上に意味があるゲームです。それを成し遂げた選手に感謝したい」とねぎらいの言葉をかけました。
サポーターの熱狂と地域の期待
スタジアムには県内外から多くのサポーターが集結し、チームカラーの水色に染まったゴール裏は熱気に包まれました。滋賀県出身で広島県福山市在住の会社員(61)は試合前、「待ってました!という感じです。いよいよ滋賀にJクラブが来た」と興奮気味に語りました。
草津市の会社員(54)は、「ハラハラする展開だったけど勝ててよかったです。ちゃんとJでやっていけるんや、というのを地元のみんなに見せてくれてうれしい」と、ホーム初勝利の喜びをかみしめていました。5試合で勝ち点7を獲得し、6位につけるなど、滋賀初のJクラブは上々の滑り出しを見せています。
試合後、選手たちはサポーターと喜びを分かち合い、地域一体となった歓喜の瞬間が生まれました。この勝利は、レイラック滋賀FCのJリーグでのさらなる活躍への期待を高めるものとなりました。



