静岡・磐田、福島に屈辱の4失点敗戦 格下相手に不協和音、1位消滅
磐田、福島に屈辱4失点 格下相手に不協和音

Jリーグ・明治安田J2・J3百年構想リーグ第16節が10日に行われ、J2のジュビロ磐田はアウェーでJ3の福島に2-4で敗れた。この敗戦により、磐田は今季最多失点に並ぶ屈辱を味わい、東B組で8位に転落。2試合を残して1位の可能性が消滅し、上位進出も極めて厳しい状況となった。

格下相手に不協和音

試合は前半に先制を許すも、磐田はすぐに追いついて折り返した。しかし後半に入ると、8分に2失点目を喫し、その後も立て続けにゴールを割られた。終了間際に途中出場のマテウス・ペイショット選手が意地の一発を決めたが、時すでに遅し。選手たちは険しい表情でピッチを後にした。

「なめられてるな」。試合後、更衣室で選手の一人が吐き捨てた言葉が、チームの焦りと不協和音を象徴する。3点差がつき、勝利を確信した福島は、59歳のFW三浦知良選手を途中出場させ、今季最長のプレー時間を与える余裕を見せた。

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若手の成長課題

中2、3日間隔で続いた5連戦の最終戦。磐田は控え組を中心に臨み、高卒ルーキーのFW石塚蓮歩選手に今季初先発の機会が巡ったが、見せ場を作れなかった。「個人でもっと何かをできるようにならないといけない」と石塚選手。勝ち越された直後の後半9分に退くまで、シュートを一本も打てなかった。

福島の戦術は見事だった。特に2-1と勝ち越してからは、前掛かりになる磐田を巧みにあしらい、ボールに食い付かせてはかわす。ピッチ中央に人数を割いて前進する福島は、こぼれ球を拾い続け、磐田の攻撃を封じた。

戦術の迷走

「点を取りにいかないといけない状況となって、前と後ろがバラバラになってしまった」とMF藤原健介選手は唇をかんだ。交代で攻撃的な選手を投入するほど、足並みは乱れた。百年構想リーグも最終盤だが、攻守に戦術は定まらず、個で打開しようとするほど不協和音が鳴り響いた。

三浦知良が最年長記録更新

元日本代表で静岡市出身のJ3福島・FW三浦知良選手(59)は後半43分から出場し、Jリーグ公式戦の最年長出場記録を更新。「ジュビロはJリーグのタイトルを何度も取っている名門。福島が歴史を積み重ね、選手が成長していく上で自信となる大きな1勝になった」と語った。

福島にとって歴史的勝利となった一方、磐田には厳しい現実が突きつけられた。残留に向け、残り試合での立て直しが急務となる。

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