深田茉莉選手が金メダルを獲得!父の笑顔と感動の手紙
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで18日に行われたスノーボード女子スロープスタイル競技において、愛知県みよし市出身の深田茉莉選手(19)が見事に金メダルを獲得しました。この歴史的な瞬間を、同市内で開催されたパブリックビューイング会場で見守った父・範生さん(57)は、満面の笑みを浮かべて喜びをかみしめました。
パブリックビューイング会場が熱気に包まれる
市が主催したパブリックビューイング会場のホールには、市民ら約150人が駆けつけ、深田選手の華麗な演技に大きな声援を送りました。選手が次々と難易度の高い技を成功させると、スティックバルーンが打ち鳴らされ、「茉莉よくやった!」という歓声が会場に響き渡りました。金メダルが確定した瞬間、範生さんと祖父の利之さん(85)、祖母の公代さん(81)の3人が、「メダル獲得おめでとう!」と書かれたくす玉を割り、会場全体が熱気と感動に包まれました。
父への手紙に込められた感謝と決意
深田選手は1月下旬にミラノへ旅立つ前に、両親に手紙を手渡していました。範生さん宛ての手紙には、「マリのスノーボード人生はほとんどがパパが作ったもの」という感謝の言葉や、「パパと頑張ってきたスノーボード、オリンピックでぶつけようと思うから見ててね」という決意がつづられていました。さらに、「出場するだけでは、ダメ。お土産を持って帰ってきたい」という強い意志も記されており、範生さんは「金メダルが最高のお土産になった」と感極まった様子で語りました。
ビッグエアでの挫折を乗り越えて
今回の金メダル獲得に至るまでには、深田選手にとって苦い経験もありました。ビッグエア競技では9位に終わり、落ち込んで目を潤ませていた選手を、現地で観戦していた範生さんが「過去は変えられないが未来は変えられる。落ち込まないで」と励ましました。この言葉に深田選手は納得した表情を見せ、その後のスロープスタイルで見事な復活を果たしたのです。
地元の誇りとして市民から祝福
会場で観戦したみよし市職員の男性(28)は、「市出身の選手が金メダルを獲得するなんて、まさに地元の誇りです」と興奮した様子で語りました。また、母親と応援に来た豊田市の専門学校生の女性(22)は、「徐々に調子が上がっていくのがわかり、手に汗を握りながら金メダル獲得を見届けました。お疲れさまと言ってあげたいです」と笑顔で話しました。
範生さんは、「積み重ねてきた努力が実った。こんなにうれしいことはない」と語り、娘の偉業に心からの喜びを表現しました。深田茉莉選手の金メダル獲得は、家族の支えと本人のたゆまぬ努力が結実した感動的な瞬間として、地元愛知県のみならず全国に大きな感動をもたらしました。



