ジョージア初の冬季五輪メダル、澄んだ心のペアが歴史的銀メダルを獲得
ジョージア初の冬季五輪メダル、ペアが歴史的銀獲得

ジョージアに冬季五輪初のメダル、澄んだ心のペアが歴史的銀メダルを獲得

2026年ミラノ・コルティナオリンピックのフィギュアスケート競技は、歴史的な瞬間に包まれた。2月16日に行われたペアフリーでは、アナスタシア・メテルキナとルカ・ベルラワ組が、しっとりとした演技で観衆を魅了し、見事な銀メダルを獲得した。このメダルは、ジョージアにとって冬季オリンピック史上初となる快挙であり、会場は祝福の拍手に包まれた。

「人生最高の日」、子どもたちに夢を伝える喜び

メダルを手にしたベルラワは、「人生で最高の日だ。心からうれしい」と喜びを爆発させた。パートナーのメテルキナは、この勝利が持つ意義について、「このメダルでジョージアの子どもたちに、やればできるのだと伝えたい。将来多くのスケーターが、ジョージアから生まれてくるように」と語り、次世代への希望をにじませた。二人の言葉からは、単なる競技の勝利を超えた、国全体への誇りと責任感が感じ取れる。

逆転の金メダル、日本勢初の表彰台に輝く

一方、金メダルには三浦璃来と木原龍一組(木下グループ)が輝いた。ショートプログラムで5位と出遅れながらも、フリーで世界歴代最高となる158.13点をマークし、合計231.24点で頂点に立った。2位に9.49点差をつける圧勝で、この種目では日本勢初の表彰台となった。フィギュアスケートでの日本の金メダルは、2006年トリノ大会の荒川静香、2014年ソチ大会と2018年平昌大会の羽生結弦以来の偉業である。

三浦・木原組は今大会、団体戦での銀メダルに続く2個目のメダルを獲得し、その実力を世界に示した。銀メダルのメテルキナ・ベルラワ組は、勝利を収めた日本ペアを笑顔で祝福し、「いつも尊敬し、参考にしている。挫折から戻って来られることを証明した彼らは、金メダルにふさわしい」と称賛の言葉を贈った。

驚異の快進撃、不可能を可能にしたペア

メテルキナとベルラワ組は、2023年にペアを結成してから目覚ましい成長を遂げてきた。今年1月の欧州選手権を制覇するなど、その勢いは止まらない。今大会では、男子シングルで優勝したミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)が親友であることも明らかになり、ベルラワは「不可能が可能になることを教えてもらった」と感謝を述べた。

二人の演技は、メテルキナが逆立ちをするという意表をつくポーズから始まるショートプログラムで2位につけ、フリーでも堅実な滑りを披露。その結果、ジョージアに初の冬季五輪メダルをもたらすという歴史的偉業を成し遂げた。この澄んだ心を持つペアの活躍は、オリンピックの精神を体現するものとして、多くの人々に感動を与えている。

ミラノ・コルティナオリンピックのフィギュアスケート競技は、金メダルの三浦・木原組、銀メダルのメテルキナ・ベルラワ組、そして銅メダルのミネルバファビエンヌ・ハーゼとニキータ・ボロディン組が表彰台を飾り、世界中のファンを沸かせた。特にジョージア初のメダルは、スポーツが国境を越えて希望を生み出す力を如実に示す出来事となった。