いまむら病院補助金詐取、理事を追起訴 詐取総額約2億1980万円に膨らむ
いまむら病院補助金詐取、理事追起訴で総額2億円超 (17.02.2026)

いまむら病院補助金詐取事件、理事が追起訴 詐取総額は約2億1980万円に

愛知県一宮市の精神科「いまむら病院」を巡る新型コロナウイルス対策補助金の不正受給事件で、名古屋地検特捜部は2026年2月17日、医療法人「有俊会」の理事である今村有希子被告(58)を詐欺罪で追起訴しました。これにより、詐取したとされる総額は約2億1980万円に達し、事件の深刻さが改めて浮き彫りとなりました。

架空納品書とカルテ改ざんで補助金を詐取

今回の追起訴は、今村被告が国や県から合計1800万円余りをだまし取った疑いが対象です。具体的には、2020年度分の厚生労働省補助金について、空気清浄機などの架空納品書を提出して約870万円を不正に受領したとされています。さらに、2022年度分の県補助金では、カルテを改ざんして酸素療法の実施数を水増しし、約1千万円を詐取したと指摘されています。

これらの手口は、補助金制度の脆弱性を突いた組織的な犯行と見られ、医療現場における倫理的な問題も提起しています。特捜部は、詳細な調査を進めており、今村被告の認否については現時点で明らかにしていません。

共犯者も追起訴 事件の全容解明へ

同時に、納品書を偽造して今村被告の犯行を手助けしたとして、医療福祉事業会社の役員である吉田真也被告(48)も詐欺ほう助罪で追起訴されました。吉田被告は在宅起訴の状態にあり、事件の共犯構造がより明確になりつつあります。

この事件は、新型コロナ禍における公的支援を悪用した重大な犯罪として、社会に大きな衝撃を与えています。補助金の適正な運用と監視体制の強化が急務であることを示す事例となりました。

今後の裁判では、詐取された巨額の補助金の使途や、組織的な関与の有無などが焦点となる見込みです。関係当局は、事件の全容解明に向けて、さらなる捜査を進めるとしています。