嵐とドリカムの福岡公演重なりホテル不足、JR九州が「列車ホテル」販売を検討
JR九州は2026年4月下旬、福岡市で人気グループ2組のコンサートが重なることに伴い、駅に停めた列車を宿泊場所として提供する「列車ホテル」の販売を検討していることを明らかにしました。実現すれば、コンサートへの対応として初めての試みとなります。
福岡市で嵐とドリカムの公演が日程重複
福岡市では、2026年4月24日から26日にかけて、みずほペイペイドーム福岡で人気アイドルグループ「嵐」が公演を予定しています。さらに、同じ4月25日と26日には、マリンメッセ福岡で人気バンド「DREAMS COME TRUE(ドリカム)」が公演を行うことが決まっています。この日程の重複により、市内のホテル需要が急増することが見込まれています。
市内で6つのホテルを運営する西鉄ホテルズ(福岡市)によると、4月24日と25日は予約でほぼ満室状態となっており、宿泊施設の確保が課題となっています。
JR九州が「列車ホテル」を旅行商品として検討
JR九州の古宮洋二社長は2月26日の定例記者会見で、「(宿泊料金も)すごく高くなっている」と述べ、旅行商品として列車内の宿泊を販売できないか検討していると説明しました。具体的には、4月25日を軸に調整を進めており、博多駅近辺に在来線特急を停めて座席を提供することを想定しています。
この「列車ホテル」の構想は、コンサート観客の宿泊需要に対応するための新たな取り組みとして注目されています。JR九州は、列車を臨時の宿泊施設として活用することで、ホテル不足の解消と観光客の利便性向上を図る方針です。
JR西日本も臨時列車を運行
一方、JR西日本は同じ4月24日から26日にかけて、公演終了後の時間帯に合わせて、山陽新幹線の博多発の上り臨時列車を計5本運転することを発表しました。これにより、コンサート終了後に帰宅する観客の輸送需要に対応する計画です。
両社の取り組みは、大規模イベント時の交通・宿泊インフラの強化を目指すもので、今後の類似事例への応用が期待されます。特にJR九州の「列車ホテル」は、既存の鉄道資産を活用した柔軟な対応として、業界内で関心を集めています。



