三重県尾鷲市でドローンを活用した林野火災対策訓練を実施
三重県尾鷲市の市消防団は、春季全国火災予防運動(7日まで)に合わせて、林野火災発生時にドローンを活用した情報収集訓練を実施しました。この訓練は、迅速な災害対応を目指す取り組みの一環として行われ、ドローン隊員が中心となって参加しました。
ドローン隊の設立と訓練の詳細
市消防団は昨年4月にドローン隊を設立し、民間のドローン技能認定を受けた市内の3人が所属しています。今回の訓練では、そのうち2人の隊員が参加し、市内の山林で火災が発生したという想定で実施されました。
隊員はドローンを操作して上空から現場を撮影し、延焼範囲の確認や焼失面積の計測を行いました。ドローンには赤外線カメラが搭載されており、熱源を探すことも可能です。これにより、煙や視界不良の中でも正確な情報収集が期待できます。
ドローン活用の意義と今後の展望
市の担当者は「市内の森林面積は約9割に及び、林野火災への迅速な対応が求められています。ドローンによる情報収集は、現場の状況を素早く把握し、効果的な消火活動につなげる重要な手段です」と述べています。
ドローン隊は、林野火災だけでなく、水難事故や土砂災害、山岳遭難など、さまざまな災害現場での活躍が期待されています。今後も定期的な訓練を継続し、地域の防災力向上に貢献する計画です。
この取り組みは、技術革新を防災に生かす好事例として、他の自治体からも注目を集めています。尾鷲市消防団は、ドローンを活用した先進的な災害対応をさらに推進していく方針です。



