笑顔で復興を後押し 名古屋のクラウン協会が能登で最終公演 被災者に元気届ける
クラウン協会が能登で最終公演 被災者に笑顔と元気を届ける

笑いで心を癒やす クラウン協会が能登で最終公演

能登半島地震の被災者に笑いと元気を届けてきたNPO法人「日本ホスピタル・クラウン協会」(名古屋市)が、能登地域での最終公演を実施しました。ふざけ、笑い、寄り添うことを信条とするクラウンたちのパフォーマンスは、早期の復興を願いながら全力で披露され、子どもから高齢者まで会場を笑顔で満たしました。

真剣にふざける クラウンたちの熱い思い

「真面目に、絶対に、一生懸命ふざけます」。2月23日、輪島市町野町の町野小学校で、赤い付け鼻をした理事長の大棟耕介さん(56)が公演の開始を宣言すると、クラウンたちが続々と登場しました。彼らはジャグリングやマジック、バルーンアートなどを巧みに披露し、時にはわざと失敗しておどけることで、体育館の雰囲気を一気に明るく変えていきました。

約100人の地元住民が集まった会場では、笑い声が響き渡り、金沢まいもん寿司による炊き出しや支援物資の配布も行われました。輪島市の仮設住宅で暮らす76歳の女性は「つらいこともあったけど、こうして笑えるのは幸せなこと」と語り、満面の笑みを見せました。

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長年の活動実績 国内外で笑いを広める

2005年に大棟さんが設立した日本ホスピタル・クラウン協会は、入院中の子どもたちを笑いで癒やす活動を継続してきました。ウクライナなど海外での支援に加え、「被災地をパフォーマンスで明るくしたい」という思いから、東日本大震災などの被災者を元気づける取り組みも積極的に行ってきました。

能登半島地震後は、今回を含めて計8回、延べ30か所以上で被災者支援のパフォーマンスを実施。地震から2年が経過し、大棟さんは復興が途上であると感じつつも、被災者の笑顔が増えてきたことを実感しています。一方で、費用や時間面での限界も感じるようになり、応援公演は今回でひとまず終えることを決断しました。

新たな支援の形を模索 未来への展望

大棟さんは今後の展望について、「被災者と一緒に何かするなど、新しい支援の形も考えていきたい」と語りました。クラウン協会の活動は、単なるパフォーマンスを超え、被災者の心に寄り添い、復興の一助となることを目指しています。能登での最終公演は、笑いを通じた絆と希望のメッセージを強く印象づけるものとなりました。

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