下関市の寺院で火災、2人の遺体発見 5人と連絡取れず 400年以上の歴史ある寺が全焼
下関市寺院火災で2人死亡 5人連絡取れず 400年以上の歴史が全焼

下関市の歴史ある寺院で火災 2人の遺体発見、5人と連絡取れず

2026年2月20日午前2時25分頃、山口県下関市豊浦町川棚で、「助けて」「火と煙が見える」などと119番通報が相次いだ。同県警や下関市消防局によると、木造2階建ての浄土真宗本願寺派「正琳寺」が全焼し、約3時間後に鎮火した。

焼け跡からは2人の遺体が発見された。この寺には、80歳代の男性をはじめ、50歳代の男性、40歳代女性、10歳代男性、女児の計5人が住んでいたとみられ、現在も5人全員と連絡が取れていない状況だ。

近隣住民が目撃した恐怖の瞬間

寺の近所に住む69歳の住民は「ぱちぱちと音がして様子を見に行くと、数メートルの高さの火柱が上がっているのが見えた」と証言。さらに「寺の人たちの安否が分からず、言葉が出ない」と衝撃を語った。

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別の80歳の近隣住民は「夜中に窓の外を見たら、寺から火が迫っていたので慌てて海岸まで逃げた」と振り返り、「集落の人も逃げ、無我夢中だった」と当時の混乱を明かした。

400年以上の歴史を持つ寺院

浄土真宗本願寺派本願寺山口別院(山口市)によると、正琳寺は400年以上の歴史があるとされる由緒ある寺院だ。現場は下関市役所から北に約20キロの地点に位置し、漁業が盛んな地域として知られる。

周囲には民家が立ち並び、近くには川棚温泉があることから、地域の生活に深く根付いた存在だった。消防関係者は焼け跡となった敷地内で作業を続けており、原因究明と行方不明者の捜索が進められている。

この火災は地域コミュニティに大きな衝撃を与えており、住民たちは寺院関係者の安否を気遣うとともに、歴史的建造物の消失に深い悲しみを感じている。県警と消防当局は詳細な調査を進めるとともに、行方不明者の早期発見に全力を挙げている。

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