東日本大震災15年、九州でも追悼の灯 福岡で黙とうと避難者支援の現状
震災15年、九州で追悼イベント 避難者1196人今も支援継続

東日本大震災15年、九州各地で追悼の灯がともる

死者・行方不明者2万2230人を出した東日本大震災から、11日で15年を迎えた。地震発生時刻の午後2時46分には、全国で犠牲者を悼む黙とうが行われ、九州でも多くの追悼イベントが催された。被災地の復興を祈る人々の思いが、地域を超えて広がっている。

福岡県大牟田市での「いのちを想うキャンドルナイト」

福岡県大牟田市の交流施設では、「あの日を忘れません」と書かれたあんどんや竹灯籠に灯がともり、訪れた市民が東北の方角に向かって静かに黙とうをささげた。このイベントは、市民グループが「いのちを想うキャンドルナイト」として2013年から実施しており、震災の記憶を風化させない取り組みとして定着している。

実行委員会事務局の樋口茂敏さん(79歳)は、「原発事故の記憶は決して風化させてはならない」と強調し、継続的な追悼活動の重要性を訴えた。また、この日は福島県の住民からもメッセージが寄せられ、今も続く事故の影響や復興への願いがつづられていた。

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九州・山口・沖縄での避難者1196人、今も続く支援の現状

復興庁のデータによると、東日本大震災の避難者は全国で2万6281人(2月現在)に上り、そのうち九州・山口・沖縄には約5%に当たる1196人が暮らしている。前年同期比で25人減少したものの、震災から1年時点の約3600人と比べると3分の1に減少しているとはいえ、多くの人々が避難生活を続けている現実がある。

特に、この地域の避難者の約6割は福島県から避難した人々が占めており、原発事故の影響が長期化していることを示している。地域社会では、避難者への支援や心のケアが継続的に行われ、復興への道のりがまだ終わっていないことを物語っている。

九州各地の追悼イベントは、単なる儀式ではなく、被災地との絆を深め、復興への思いを新たにする機会となっている。今後も、記憶を伝え、支援を続けることが重要だ。

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