川崎市議会がイクボスをテーマに議員研修会を開催 NPO法人が講演
川崎市議会は17日、仕事と私生活の両立が可能な職場環境を推進する「イクボス」を主要テーマとして、議員研修会を実施しました。育児や介護、病気など様々な理由により勤務時間に制約を持つ人々が増加する現代社会において、高い成果を生み出す組織づくりについて、市議会議員や市職員らが理解を深める機会となりました。
NPO法人ファザーリング・ジャパンが講演を担当
研修会では、イクボス養成事業を手掛けるNPO法人「ファザーリング・ジャパン」の川島高之副代表(61歳、中原区在住)が「議員版『イクボス』のススメ~ワーク・ライフ・バランスと多様性~」と題して講演を行いました。川島氏は「人生は一度きりです。市職員も、市内企業で働く従業員も、学校の教職員も、仕事と生活、社会活動をすべて楽しめる地域を目指しましょう」と強く呼びかけました。
川崎市は2016年、福田紀彦市長をはじめとする幹部職員が「イクボス宣言」を発表し、翌月には市議会が全国で初めて「イクボス宣言を応援する決議」を全会一致で可決しました。この取り組みは今年で10年目を迎え、持続的な推進が図られています。
講演会は川崎市役所で開催され、市議らが前列に座り、熱心に耳を傾ける様子が見られました。イクボスは、経営者や管理職が従業員のワーク・ライフ・バランスを尊重し、多様な働き方を支援する概念として、近年特に注目を集めています。
川崎市議会のこの取り組みは、地方自治体における働き方改革の一環として評価されており、今後の政策立案や職場環境改善に活かされることが期待されます。研修会を通じて、議員らは多様性を受け入れる組織の重要性を再認識し、市民サービスの向上に向けた議論を深めました。



