世田谷区で職員6名がセクハラ・パワハラで懲戒処分
東京都世田谷区は、女性職員に対するセクシャル・ハラスメント(セクハラ)や他の職員へのパワー・ハラスメント(パワハラ)を行った職員6名を、2月27日付で懲戒処分にしたと発表しました。この処分は、職場環境の適正化と再発防止を目的として実施されました。
セクハラ事案の詳細と処分内容
区によると、50代の男性主事が2025年秋から、一人の女性職員に対して執拗に食事に誘ったり、複数回にわたって手を握ったりするなど、不適切な言動を繰り返していたことが明らかになりました。この行為は明確なセクハラと認定され、該当職員には停職1カ月の処分が下されました。
さらに、管理監督者としての責任を問われ、50代の参事には訓告、40代の副参事には戒告がそれぞれ科せられました。監督不行き届きが指摘された形です。
パワハラ事案の内容と対応措置
別の事案では、30代の男性主事が2023年度から2025年度にかけて、他の職員5人に対して長時間にわたる説教や体を突き飛ばすなどのパワハラ行為を行っていたことが判明しました。この職員には停職5カ月15日という重い処分が決定しました。
このパワハラ事案でも管理監督者の責任が追及され、50代の男性参事には訓告、同じく50代の男性主事には戒告がそれぞれ課せられました。複数の職員が関与する事案であったことから、組織的な対応が求められました。
区の対応と今後の方針
世田谷区は今回の処分について、「職場におけるハラスメント行為は断じて許されない」との認識を示しています。区では再発防止策として、以下の取り組みを強化していく方針です:
- 職員全員を対象としたハラスメント防止研修の実施
- 相談窓口の機能強化と周知徹底
- 管理職に対する監督責任の明確化と教育
- 定期的な職場環境調査の実施
今回の処分は、公務員としての倫理観と職務への責任の重大さを改めて問いかける事例となりました。世田谷区は、透明性の高い職場環境の構築に引き続き取り組んでいくとしています。



